Racco

ウィキペディアのこととか。

【真面目な海獺 (3年振り2回目)】

ほかの言語版の割合と比較して、Wikipedia日本語版に秀逸・良質な記事が少ない(全体の0.1%)のは、日本人的な完璧さを求める資質のようなものが原因かなと。
選ばれてなくても、優れた記事はとても多いし、マークで読まれるならばむしろもっと増えていい。

ざっくり計算すると、秀逸・良質合わせて1500記事くらいのうち1277記事(85%)は2本以上書いているたった180人の手によるもの。
だからテレビを見て書き手が増えればどんどん面白くて役に立つ記事が増える。

マツコの知らない世界」に出た、のりまきさんやSwaneeさんは、大株主的な存在。
でも、どんな立場の人でもそうなれる所がWikipedia

そのジャンルに優れた書き手が現れ、『こう書くといい感じ』という記事が増えると、そのジャンルは充実してくる。
良質な記事の中に図書館の記事が多い理由は、まさにこれ。

たとえ当初はエピゴーネンみたいな感じでも、書いているうちにその人なりの色が出てくるのも面白くて、ほかのジャンルにも影響が及んだり、良い意味での新たなスタイルが出来たり。

つまり、何が言いたいかと言うと、資料に囲まれて過ごしている人達が、後世に記録しておこうと本気を出してくれれば、1人でも増えれば、Wikipediaは飛躍的に充実する。