Racco

ウィキペディアのこととか。

Queenに『The Loser In The End』という曲がある

Queenに『The Loser In The End』という曲がある。アルバム『Queen II』の、アナログでいうA面の最後に入っているロジャーによる曲だ。

www.youtube.com

 

ところでウィキペディア英語版の『Liar (Queen song)』

en.wikipedia.org

にはこのように記載されている(日本語版もこの記述をもとに翻訳されている)

 

「この曲はクイーンの楽曲の中でハモンド・オルガンが使われている3曲のうちの1曲である。ほかのふたつは『アンダー・プレッシャー』と『ナウ・アイム・ヒア』」

 

しかしながらこの『The Loser In The End』の0:30あたりの左チャンネルから聞こえる持続音は、レスリー・スピーカーを通したハモンド・オルガンに聴こえる。
ところどころ強く加工されたギターの音のようにも聴こえるが、和音の積み方や、音使い、音の均一な持続の感じは、やはりオルガンで間違いないと思う。

 

この曲についてさしあたってネットで調べてみたが、、マリンバはロジャーによるものだという記述以外はなく、オルガンに言及しているものはない。

クイーンに関する書籍でも楽器構成に関する言及は見つけられなかった。

 

私が聞く限りでは、イントロのドラムはエコーのリピートを利用したもの、そしてマリンバ。強くひずんでいるエレクトリック・ギターの音と、アコースティック・ギターはロジャーによる演奏だと思われる。ベースはジョンであろう。右チャンネルのオブリガード的なギターとソロ、そしてソロ終わりのセンターのギターのコードはブライアンによるもの。ボーカルはロジャーによるダブルトラック。

 

全世界のクイーンのファンに尋ねたい。この音は(ハモンドではないかもしれないが)オルガンだよね?


そしてウィキペディアの『Liar (Queen song)』 にわざわざオルガンが使われている3曲のうちの1曲というような記述があるならば、『The Loser In The End』の立場は少し寂しくないですか?