Racco

ウィキペディアのこととか。

ジョーカーを見た

映画のレビューはあまりしない。

というか初めてかもしれない。

 

前評判が良かったので見に行った。

救いのない映画。陰鬱な映画。誰でもがジョーカーになりうる。

そんな評判を目にして耳にして、興味がわいて、見に行った。

 

バットマンの映画は見ていない。

つまりは、この映画を語る資格のようなものがあるとしたら、私にはおそらく、ない。

 

率直な感想。

映像は美しいし、描かれている世界も非常にわかりやすい。

印象的に登場する階段も、ジョーカーになる前は登り、ジョーカーになった時にしか下っていくシーンはなく、とてもわかりやすい比喩になっているように思った。

スタンダードな曲が多く使われていて、これもわかりやすく逆説的な使い方がされていて、心理的な息苦しさを演出するのだが、それを現代的な効果音がチープなものにしてしまっているように感じた。

 

この主人公は結構満たされていると思う。

救いはあるし、陰鬱でもない。

それが妄想であっても、現実であっても。