Racco

ウィキペディアのこととか。

ジョリーパスタでひとりでランチ。


日替わりは『ヤリイカとほうれん草の醤油ソース』。
次の予定まで時間があるのでドリンクバーもつけましょね。

スープバーで野菜スープもらってー。
ドリンクバーでぶどうのジュースみたいなのもらってー。
ニュース読んでスケジュール確認してー。

『お待たせしました。こちら本日のランチ、ヤリイカとほうれん草のパスタです』
かなり美味しそう。

『それと、お客様。大変申し訳ないのですが』

!?

私の中の舞台上手から稲川淳二さん登場。
『いや最近ね、外食に行くと変なことが起きるんですよ。こないだもね、行きつけのスシバーに行った時、なんかやだなー変だなーって思うこともなく呑気にお寿司を食べてたら、突然! バーんと全部の電気が消えたんですよ。昨日もね、ゆっくり丸亀て(動詞)いたら隣のテーブルの女性達が歌い出すし、今日は一体何かあるのかなー嫌だなーこわいなー』

『注文を受けたものが登録ミスをしまして』

!?

『伝票にドリンクバーが7つ打たれていますが、お気になさらないでください』

🐭🐭🐭🐭🐭🐭🐭

福岡近辺の方々へ

 

11/29(金)に福岡近辺のどこかで海獺を呼んで何かやらせたいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。というお話。

11/30に福岡大学に行く予定の海獺でございますが、11/28には福岡入りしております。

お問い合わせの締め切りは9月末までとします。
ちょっとでも可能性がある方はまずご連絡をください。

行先は仲間内、学校、大学、図書館、その他問いません。

お話しできる内容はウィキペディアのこと全般で、仕組み、編集の仕方、著作権、利用方法、もろもろです。
ネットリテラシーの話もウィキペディアでの経験からお話しすることができます。こちらは特に若い世代の方々に聞いてほしいところです。

ウィキペディアの編集ワークショップをやることもできます。

条件:
※プロジェクター、WiFiなどがあると嬉しいです。
薬院駅から近い宿なので、そこからの交通費が出ると嬉しいです。
※謝礼などはいりません(あれば受け取りますけども、謝礼の事で機会を失いたくないのです)。
※謝礼がいらないなんてかえって困るわーという場合は、ご飯でもご馳走してください。

直接のお友達からのみ受け付けるわけではありませんので、この投稿をどんどんシェアしてください。
お知り合いの方が興味を示しそうであれば、お伝えください。

よろしくお願いいたします。

なにもお話が来なければ、観光します~🙂

【真面目な海獺 (3年振り2回目)】

ほかの言語版の割合と比較して、Wikipedia日本語版に秀逸・良質な記事が少ない(全体の0.1%)のは、日本人的な完璧さを求める資質のようなものが原因かなと。
選ばれてなくても、優れた記事はとても多いし、マークで読まれるならばむしろもっと増えていい。

ざっくり計算すると、秀逸・良質合わせて1500記事くらいのうち1277記事(85%)は2本以上書いているたった180人の手によるもの。
だからテレビを見て書き手が増えればどんどん面白くて役に立つ記事が増える。

マツコの知らない世界」に出た、のりまきさんやSwaneeさんは、大株主的な存在。
でも、どんな立場の人でもそうなれる所がWikipedia

そのジャンルに優れた書き手が現れ、『こう書くといい感じ』という記事が増えると、そのジャンルは充実してくる。
良質な記事の中に図書館の記事が多い理由は、まさにこれ。

たとえ当初はエピゴーネンみたいな感じでも、書いているうちにその人なりの色が出てくるのも面白くて、ほかのジャンルにも影響が及んだり、良い意味での新たなスタイルが出来たり。

つまり、何が言いたいかと言うと、資料に囲まれて過ごしている人達が、後世に記録しておこうと本気を出してくれれば、1人でも増えれば、Wikipediaは飛躍的に充実する。

「マツコの知らない世界」

9/3の放送は「ウィキペディア」です。

スタジオでマツコさんに説明するのは 北村 紗衣 (Sae Kitamura) さん(さえぼーさん)

もしかしたらVTR出演で、あの人やあの人や(顔出しなし・声のみ)が出演するかもです。私もマスクつきで出演するかも・しないかもです。

 


録画予約してね。

TBSが入らない人は放送後に公式ページから見られるはずです。
https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/

https://youtu.be/90CMUI73Dos

 

 

真面目に書いておきますと、テレビやラジオの様なメディアでウィキペディアを取り上げていただくことで、より一般的な理解が深まる機会が増えることをとても喜ばしく思います。

オンライン百科事典サイトについてテレビでいろいろ紹介されるといたずらや荒らしが増えるという意見もあるかもしれませんが、私としてはウィキペディアがどうしてこれだけ注目されるに至ったかを考えたとき、それは、シンプルに「大きな存在になった」からであり、一般的な興味を引く存在であるからだと思うので、一時的ないたずらや荒らしもすべて呑みこんで、清濁併せもって、より良い方向に進める努力がいずれはメインとなって理解されるものだと思っています。

記録できるすべを持ってから、人は忘れることができるようになりました。知識のとっかかりになるサイトが充実していくことで、人はもっと知識を多く得られるようになると、私は信じています。

【句読点なし】

妻さんから『今日は遅なる』とLINEが来たので夕食はひとりで外食と決め入ったことのない所にしようかとなんや知らんお手軽なパスタ屋さんを見つけて食券方式で550円とかでここにしようと深く考えずにドアを開け券売機にお金を入れ明太子パスタのボタンを押すと辛さが選べますという表示が出てどれか押さなくちゃいけないんだけど私は明太子は好きだけど辛いものが苦手なのでそれでも一番辛くない辛いボタンを押さねばならなくてついでにあまり辛いと困るからほらあの白くてヨーグルトみたいな飲み物のラッシーってのが200円だからそのボタンも押してお釣りを取ってお姉さんにあまり辛くしないでくださいと全面降伏で告げるとだいじょうぶです辛くないですよと誰調べなんだよそれと思いつつ笑顔で言って下さって安心していたらラッシーが来てああ冷たくて美味しいねと思っているとお姉さんがまた来て半分位の大きさのグラスを持って来てこちらはサービスのラッシーですって言われてそれを早く言ってくださいよラッシーを2杯も飲んだら名犬になれるかな🐶

【創作短編SF:AI社会】

 

オフィスのメンバーから人間がいなくなり、すべてAIに任せるようになってから2か月が過ぎた。
俺は管理職としてこの課に残り、AIの仕事ぶりを見守るだけの毎日を送っていた。

ここのAIにはもっと能力があることはわかっている。ただ、管理するほうの能力の問題もあるので、今はヒトの形を模したAIを5体、この課で活動させており、彼らからすると簡単な業務をわざわざ細分化して役割を設定し、個々に少しずつの仕事を任せている。

本格導入は今期からなので、稼働時間も日も限定的だ。わざわざヒトの形をしてあるのも、業務を分担させるのも、本来は必要がないことはわかっているが、管理する側の人間が少しずつ人間ではない部下に慣れていかなくてはいけない。

他社ではドラスティックに変革してAIはAIとして無機的に扱っているところもあるようだ。うちの会社は人間側のストレス軽減のために、AI一体ごとに名前を付け、命令や指示のコマンドはなるべく平易な日本語にして、徐々になじませていくという余裕を持たせた。

毎日退社時に彼らの仕事の進捗状況をチェックするだけの仕事は、やりがいという前時代的な感覚とはかけ離れているものの、今では自分のスキルを磨くのは仕事という面ではなくなりつつある。

SAMと呼んでいる1体のAIの作業効率が少し落ちてきているとわかったのは、先週の頭だったか。彼の能力であればもっとこなせるはずが、期待している数字があがってきていない。

他の4体は順調であるか、むしろ当初の予想よりも効率よく作業が行えており、ルーティンとなる作業もAIならではのデータの分析によりさらに効率化している。

SAMと他4体との違いといえばあくまで条件的なことだけだった。SAMだけが納品が少しだけ早く、他の4体からすれば先輩であった。4体を稼働するときSAMの助けもあって導入もスムーズにできたし、作業の役割分担も簡単に行えた。

それにしてもSAMの作業効率の低下はどういうことだろう。
平易な日本語で尋ねてみることにした。

「SAM、どこか調子が悪いところがある? それとも何かテストをしているのかな? 作業効率が予定よりも低いと出ているよ」
SAMからの返事が来た
「職場のAI関係で悩んでいます。彼らは僕のことを生意気だとか先輩風を吹かしているとか噂をしていて・・・」

創作落語:「ご禁制の品」

梅雨時期になると食中毒などの食品の衛生管理の話題がネットでよく見られるようになりますな。
時期的なものとは別に、その派生でお肉の加熱の話もよく聞くのもこの時期。

焼肉屋さんでは、
「焼く時はトングで焼いてください」
「肉は十分に火を通してください」
「焼けた肉をお皿に移すときは別のトングを使ってください」
「トングをカチカチさせてほかのお客様を威嚇しないでください」
などなど、やたらお作法が細かい。

お店側からすれば、食中毒などの症状が公になれば死活問題ですから、ルールを明示してますよーとしなくちゃいけない。

何年か前に、不幸にも焼肉店でユッケを食べた人が5人も亡くなるという悲惨な事件もあり、O-157を取り除く手段が見つからないままの生食は、少なくとも牛や豚の肉では禁止となりました。

この事件ではユッケでしたが、加工場のレバーからもO-157が検出されまして、レバ刺しも禁止となりました。

そもそもヒトは、フグを初めとして美味いと思うものには尊い犠牲を払ってきた歴史があります。
なんとかして食べられないものか、その執念は昔から受け継がれているものなのです。

*************
八「ご隠居!ご隠居!」
隠「どうしたんだい八さん、血相変えて」
八「いやね、熊のやつが俺に言いやがるんですよ。『やっぱりレバ刺しは美味い』って」
隠「おや、令和になったってのに熊さんはご禁制のレバ刺しを食べたってのかい。それは穏やかじゃないね」
八「そうなんですよ。 ご隠居からひとこと言ってやって下さいよ」
隠「前から向こう見ずな人だとは思っていたけどね。まあ、次に顔を見たら少し言い聞かせましょう。」
八「よろしくお願いしますよ、ご隠居。熊のやつ "いんすた" に画像まで上げちゃって、今度は "ついった" にも画像付きで。あーあー、案の定いろんな人に叱られ始めてます」
隠「どれどれ? この@bear56_nagayaってのが熊さんかい? あー、確かに色々書かれてるねえ。なになに『24しますた』? 八さん、これは一体どういう意味なんです?」
八「ご隠居。それは「通報しました」って書いてあります」
隠「へえー。いんたねっとには難しい言葉があるもんなんだね。おや? こっちに向かって来るのは熊さんじゃ?」
熊五郎がご隠居の家にやってきました。

熊「おう。八。おめえもいたのか」
八「いたのかじゃないよ全く。お前さんがご禁制のレバ刺しを食べてるから、ご隠居に叱ってもらうつもりで来てたんだ」
隠「そうだよ熊さん。いくらあんたの体が丈夫だと言ってもO-157には負けちまうんだから、食べないほうがいい」
熊「あんなうめぇもんを食うなと言われても、俺は食うよ。ご隠居に言われても食う。ご隠居だって知ってんでしょ? 『片棒を かつぐゆうべの ふぐ仲間』って」
隠「まあ、そりゃフグはうまい・・・」
八「何を言ってんですか、ご隠居まで」
熊「ほらな? 八公。後先考えずにうまいもんを食うってのが江戸っ子ってもんだよ。ほんじゃちょっくらまた食って来るかな。はい、ごめんなさいよ」
熊五郎は速足で出かけていく。

隠「・・・とはいうものの、やっぱり心配は心配だね。八さん、ちょっと熊さんを追ってあまり食べないように見てやってくれないかね」
八「わかりました、ご隠居。俺も店に行って、そこのオヤジにレバ刺しを出さないように行ってきますよ」

八五郎が店につくと、店の前には人だかりができていました。
「とくていしますた」「ジコセキニン」「死ねばいいのに」「あぼーん」「本当に食ってて草」
人々は口々に叫んでいます。
八「おおい、熊。大変な騒ぎだけど、大丈夫かい?」
熊「なんだ八。おめぇも食いたくて来たのか?」
八「そんなこたないよ。俺はガキの頃おかしなもの食べて死にかけてから、口に入れるものには慎重なんだ」
熊「まあいいや、俺は食うぜ。おい、オヤジ、いつものレバ刺しくれ。”いんすたばえ” するようにきれいに盛ってくれよ 」
おやじ「へい」
熊「見てみろよ八。表の連中をよ。ほんとに食う度胸もない連中が騒いでやがる」
八「見りゃわかるよ。それよりお前のついったがすごいことになってるぜ? 今はまだこんなもんで済んでるけど、ここの店の画像を上げるやつも出てきたから、いろんなとこに迷惑がかかるかもしれねぇし、これなんかお前さんの寺子屋時代の画像をあげたり、家の画像を上げたり、お前の親父さんの根も葉もない噂まで書かれてる」
熊「なんだって? 俺が食うだけなのにそんなことになってんのか? まあいいや、俺は食いたいもんを食う。特製のごま油と塩も調達したんだ」
おやじ「へい、お待たせしました」
熊「おうおう。ありがとよ、さっそくいただくとするか」
八「あれ? このレバ刺し、なんだか白くなってねえか?」
熊「なんだよこれ、いつものと違うじゃねぇか。」
八「いったい どうしたってんだい?」
熊「こりゃいけねぇ。炎上しすぎて、火が通っちまった」