Racco

ウィキペディアのこととか。

福岡巡業 その3 九州国際大学での打ち合わせと、やってきました「ふくちのち」

10/7の土曜日。九州滞在3日目です。

本日最初のミッションは博多から電車に乗って八幡に向かうことです。なにせ九州に来たことがなかったので、位置関係と距離が全く把握できていません。

なんと一時間ほどかかり、北東に進むと理解。

八幡駅に着くと、鳥越館長が車で迎えに来てくれていました。

f:id:RaccoWikipedia:20171013065635j:plain八幡駅の南口

f:id:RaccoWikipedia:20171013235430j:plain凛々しいはしぶとさん



打ちあわせを行う九州国際大学は、八幡駅の南、1キロくらいのところにあり、隣には「JICA九州 国際協力機構 九州国際センター」がある、なかなかアカデミックな環境です。

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メールで主に打ち合わせていた宇都宮さんという先生とお会いして、名刺交換。
メールには役職などを書かれていなかったので知らなかったのですが、肩書は「現代ビジネス学部 教授」「大学事務局 局長(兼)基礎教育センター長」・・・・ってほぼボスキャラじゃないですか。 
今回の授業の担当教授であり教務部長の三輪先生とともに、10/9の午後、90分+90分の時間で講義とワークショップを行うにあたりどのような内容を希望されるかという打ち合わせです。

対象は現代ビジネス学部の1年生60人ほどで、専門的な授業はこれから。
設備的には人数分のPCをそろえることは難しく、各人のスマホが頼りになるかもしれない。
内容については、大学からは具体的な縛りなどがなかったので、海獺から「こういう風にやりたい」とメールで提案していました。詰めるところは先生方が目的とするところと、人員の協力体制など。

というのも図書館の協力が得られるかどうかが不確定で、10/9が祝日ということもあり休日出勤扱いのスタッフの協力が・・・、ということのようです。

私から提案したワークショップには、図書館の文献資料を使用させていただくことと、図書館2階のラーニングコモンズのスペースを使わせていただくことなどが盛り込まれていました。

各階案内 2F – 九州国際大学 Kyushu International University 
この日の実際の打ち合わせの段階での宇都宮先生からの回答は、教員が5名協力をするのでそれで文献探しは賄うというものでした。

私のイメージとしては、学生さんの図書館活用の経験が不明なこともあり、ある程度はブックトラックに文献があらかじめ用意されているといいなと漠然と考えていました。

宇都宮先生からは「コピペがなぜいけないか」だけでもわかってもらえれば、というテーマが出されました。

いろいろ不安になりつつも「では図書館に行きましょう」ということになり、移動。

九州国際大学 パノラマフォト 
(↑「九州法学校」という名称だったこともあり「法廷教室」があります)

図書館に着くとカウンターから素敵な女性がわざわざ私の方に来てくださいました。司書の坂田さんです。よろしくお願いします。

ラーニングコモンズに移動して、いすや机の数と配置、プロジェクターはどこに設置してどう向いて話をすればいいかなどを、宇都宮先生たちと話していると、坂田さんと二人の男性がラーコモに来てくれました。あらためてごあいさつ。図書館事務室の課長さんたちでした。
(あれ? 図書館の方たちは協力してくれるのかな?)と思いつつ坂田さんが手に持っている紙に目をやると・・・。あれは、昨日の博多工業高校で使った、出典をつける対象の一覧ではないですか!
そうなんです。近畿大学の白石さんが、「九州国際大学の司書さんは知り合いだから、連絡しておきますね」といってた司書さんが坂田さんですでにFAXで資料を送ってくださっていたという!
うひゃー。人の縁というか、親切ってすごいなーと思いつつ、それでも図書館の方の独断で動くことも難しいと思うのでその辺大丈夫なのか心配していいものかどうか。

それ以上のことは私からは何ともいうことができないので、とにかくよろしくお願いします。と重ねてお伝えして、九州国際大学を後にしました。

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さあ、ふくちのちへ出発。
再び鳥越館長の車に乗せていただき、南へ車で30分。

名刺がなくなってしまったので、ふくちのちで印刷させていただこうと、途中でイオンのダイソーに寄って名刺の用紙を購入。
そのあと、鳥越館長が良く行くというラーメン屋さんでラーメンをいただく。

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そして、着きましたよ。ふくちのち。
外観写真はいろいろな方がアップしているので、正面玄関を出た時に見える何とも言えない雄大で幻想的でもある景色を撮影しました。

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メッセンジャーでしか話したことのないスタッフの方たちとごあいさつ、館内の案内。
はじめましてのほかのスタッフさんたち。イベント当日にすいとんとかのおいしいものを作ってくれるボランティアスタッフさん(ふくちのちにはキッチンスタジオがある!)館内カフェの「としょパン」。2階のへやに、オープンストリートマップの講師である坂ノ下さん。お疲れ様でございます。

さあ、明日の打ち合わせだ。

当初予定時間では編集時間が長すぎるかもという懸念から1時間短くし、ステッカーのスペルミスを発見し(笑)、車移動と人の動きをシミュレーションし、配布物の内容と配布のタイミングをチェックし、受付から荷物の一時預かり、グループ分け、などなど詰めました。
うん大丈夫。お天気もいいみたいだし。良すぎるみたいだし。車にお水を積んでおけばなんとかなるでしょう。

博多の100円ショップで買いこんでおいたハロウィングッズを当日スタッフが身に着けることも決定。街歩きで「なんか面白いことをふくちのちがやってる」と思ってもらうことも大切。オープンストリートマップの、あるいはウィキペディアの、イベントというよりも「ふくちのちのイベント」というカラーを全面に押し出して、さあ、地図を作る?それとも百科事典を作る?というイメージでやっていきます。

館長は日向先生をどこかの駅まで迎えに行って戻ってきて、無事に日向先生も合流。夜ご飯は近くのやたら量が多いとんかつ屋さん。
壁にイカソーメンと書いてあって、イカを食べたい気持ちが募る。
そういえば、鳥越館長は、すいとんを作ってくださるスタッフさんに「らっこさんにイカを食べてもらったの?」と聞かれたそうです。フェイスブック(9/28)で「イカ食べたい」と騒いでいたのを見られていた?! はずかしい・・・。

明日頑張りましょー、と、しばしのお別れ。
日向さんと坂ノ下さんと私をそれぞれ違う宿泊先に送ってくださる鳥越館長。
「なんだか車が重たい」とおっしゃっていました。

私の宿は直方のAZというところ。
「窓を開けっぱなしにするとカメムシが入ります」という表示がありました。とさ。

福岡巡業 その2 博多工業高校でのイベント

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2日目(10/6)の昼間、福岡大学の講義を終え正門前に出ると、髙瀬さんの車がほどなく到着。ご無沙汰しております。京都のウィキペディアサミットに続いてお会いするのは2回目。

今回、髙瀬さんの独自企画が実現するまでにはいろいろ大変なことがあったそうです。司書・教員向けのワークショップということだけはぼんやりと決まっていたのですが、なにせ三連休を挟んだ日程であるため、出張に出かけてしまう方や会場が使えないなど一度は開催を諦めかけていたのかな? でもでも、まあせっかくなので私のスケジュールの空いている時間になにかということで

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このような企画を立てていただきました。
そのうえ、福岡大学から博多工業高校まで車で連れて行ってもらえるなんて!

コンビニでパンを買って、早めの到着した校内の駐車場の車の中で腹ごしらえ。

校内では、生徒さんたちが見知らぬ私に「こんにちはっ!」「失礼します!」など元気よく声をかけてくれます。とても新鮮で反応に困ってしまう。

会場は博多工業高校の図書館と電算室の予定だったのですが、講義も電算室の方で行い、途中移動がない方がいいかもしれないというわがままを聞いていただき、別館の4階へ移動。
生徒さんも数名参加もかねて手伝ってくれており、なかでもM君は「海獺を(ネット上で)知っている」というツワモノであり、いろいろ気働きが利く、自分が高校生の頃はこんなに賢かっただろうかと驚かずにはいられない動きでした。

電算室の会場は冒頭の画像のようなところ。建物は新しくないんですけど機材は最新鋭で私には使いこなせないっ。M君に助けてーを言うことがしばしば。

参加してくださった方は20名を超え、司書+教員+高校生。
帰りが遅くなるけど大丈夫?という一言も忘れませんでした。
講義の内容は、司書さんや教員の方が多いことから、小諸で使ったスライドの内容を少し修正して準備。

20171006博多工業高校 スライド
講義の流れは、県立長野図書館で8/18に行った「県庁夜大学」の流れを踏襲し、途中に動画を挟んで、それを見ながら大人たちは自己紹介を考える形式にしました。

スライド24で講義はいったん終了。ワークショップの後、ウィキペディアタウンの説明をすることにしました。

あらかじめ用意した、出典をつける対象のリストはこちら。全部で30ほど用意し、博多工業高校のスーパー司書の中野さんが文献を用意してくれていました。

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このリストを配り、簡単なマークアップの説明のプリントを配り、リストの右にあるトランプのマークを参照していただきながら、ワークショップは始まります。
途中退席しなければならない生徒さんもいるので、今回はオトナのサポートとして生徒さんと組んでもらい、15ほどのチームとなります。

既存の記事には出典がついていないところがたくさんあります。その中でも地元の人間でない私が、これには出典があったほうがいいなぁと思う箇所を優先的にピックアップしたリストです。

文献では出典が見つからなかったものや、読み返してお題としては難しそうなもののカードははねて、私は各テーブルを回ります。さあカードを引くんだ!

そうそう。アカウントが取れなかった、準備できなかったという問題には頭を悩まされました。学校からのいくつかの帯域では、アカウント作成が出来なかったり、1日6つまで作成の規制に引っかかったり、いろいろな理由でアカウントが作れないという事態。少しずつでも改善しなければなぁと痛感。

講義一時間、ワークショップ一時間という短い時間で、さあ、出典がつけられるかなというチャレンジでもあります。
私が持っているリストには、文献名まで書いてあるので適宜アドバイスをしながら。
文章そのものが間違ってるケースもちらほら。その都度アドバイスを。

そうそう。重要なことを。
髙瀨さんの目論見のひとつに「自分の名前がしっかり履歴として残る喜びを感じていただきたい」というものがありました。
生徒さんとの兼ね合いもあり、全員の、というわけにはいきませんでしたが、ウィキペディアの既存記事にたくさんの出典をつけることで履歴にそれぞれの参加者の方のお名前が残ることとなりました。

いつものように時間が足りない中、ちょっとだけ延長してもらい、最後にここまでの体験をしていただいたことで、より「ウィキペディアタウン」と呼ばれるイベントの面白さを理解しやすいかなと考え、スライドの25以降を説明しました。

めでたしめでたし、で終わり、懇親会に来られない方とはバイバイをして、スイス料理店へ。

その前に、懇親会には出られない近畿大学(福岡)の白石さんには栗のお菓子をいただきました。ありがとうございます。

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「らっこさん、今回九州国際大学にもいくのでしょう?」と聞かれました。「はい。10/9に行きます。ワークショップをやるのですが現時点で司書さんの協力が得らえるかどうか不明なので、明日の打ち合わせ次第ではワークショップの内容を変えないといけないかも」などと答えたところ「九州国際大学の司書さんは知り合いだから、連絡しておきますね」と頼もしい言葉。人の縁っていいですねぇ。

スイス料理

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はとても美味でございまして、烏龍茶も進みます。この後チーズフォンデュも。
お名前を出していいのかどうかわからないので自重しますが、素敵な女性たちに囲まれてスイス料理なんてもう天国でございます。

さてさて、髙瀨さんの車にふたたび乗せていただき、博多のホテルに戻ります。
明日の準備の合間に、半裸で栗のお菓子を食べる海獺氏の画像はございません。


 

 

 

 

 

 

 

 

福岡巡業 その1 福岡大学での講義

今回の海獺人生初九州は10/5から10/10までの5泊6日。
打ち合わせが3つ、イベントが4つ。
こんな感じです。

10/5 早朝に出発 昼ごろ博多着
10/5 13:00 博多にて 福岡大の先生と打ち合わせ
博多泊

10/6 14:10 福岡大にて1コマ講義
10/6 18:00 博多工業高校にてウィキペディアイベント
博多泊

10/7 10:00 八幡にて 九州国際大学の先生たちとの打ち合わせ
10/7 15:00 ふくちのち のスタッフさんと打ち合わせ
直方泊

10/8 10:00 ふくちのち オープンストリートマップ+ウィキペディアタウンのイベント
直方泊

10/9 14:40 九州国際大学に2コマ
小倉泊

10/10 お昼くらいに小倉を発つ


さてさて。10/5の木曜日。朝早く家を出て、新幹線で博多へ。お昼前に到着。
ホテルに荷物を置く。
まずは福岡大学の飛田先生の出張前の時間をいただいて、翌日10/6の福岡大学での講義内容について打ち合わせ。

飛田先生がどのような意図で私を呼んで、学生さんたちに何をつかんでほしいかなどの漠然とした質問をする。とはいってもそんなにいろいろな話ができるわけではないのですけれども。


福岡大学商学部 飛田ゼミナール〉は学生さんによるといろんなジャンルの人を呼んで話をしてもらうことも多いそうで、今回私の直後に続けてお話をなさるのは、宮崎県日南市の油津商店街を「再生」したことで経済産業省のサイトにでも紹介されている、木藤亮太さん がお話をされるとのこと。

仕事人はシャッター商店街を「再生」した訳ではない


ええっ。そんなすごい人の前に話をするの?  いや、後でも嫌ですが。

そんなこんなで、好きに話してくださいってことと、情報を「編集」「引用」するということについて(これは字義そのままの意味ではなく飛田先生の独特のニュアンスである)の話が聞けるといいなということで。

実際に手を動かしてもらうことを伴わない、講義ということでしたら、学生さんの反応を見ながらちょっとずつ話しを変更していくこともできるような気がしたので、あらかじめ用意しておいたスライドに手を加えればなんとかなりそうです。

ネットリテラシー情報リテラシーウィキペディアウィキペディア・タウンのことをお話します。

対象は3・4年生の30人くらい。
がんばります。

打ち合わせ後、ホテルにチェックインして、倒れる。お腹を壊している。
少し眠る。


夜ごはんは 福智町図書館・歴史資料館「ふくちのち」 の鳥越館長がもつ鍋に連れてってくださる。待ち合わせをしてバスで「もつ幸」に向かう。2人ともお酒が飲めないので、ひたすら食う。

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もつ鍋は結局三人前、鳥差しとビンタ(牛のほほ肉)、〆のちゃんぽん麺というメニューでございました。あと烏龍茶。もつの新鮮さからか臭みが全くなく、にんにくのスライスも入っているものの臭いが気にならない感じです。
後でタクシーの運転手さんがきれいな博多弁で解説してくださったところによると、もつ幸さんは女性向けの癖のない味なんだそうです。

雨が降りそうなので、ドン・キホーテにて折り畳み傘を購入。日本語がほとんど聞こえないドンキ。

さてさて、夜に完成させました。

 

20171006福岡大学飛田ゼミ スライド

これで明日は行きます。

 

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10/6 朝から雨模様。

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地下鉄を乗り継いで福岡大学へ。
福大前の駅を降りたらバケツをひっくり返したような雨。

10/8のふくちのちのイベントにも参加する学生さんたち6人と、先に打ち合わせ。
当日の役割をどうするのかとかですけども・・・。

そして時間になりました。
今回のスライドならではのところは、
10「シャーデンフロイデ

12「フェイク・ニュースとポスト・トゥルース

14「オトナたちが教えられないもの」

16「なにかについて知りたいとき」(けものフレンズ

37「オープンにすることの功罪」

52「電気パンの話」
などですかね。大学3.4年生向けに入れてみました。

学生さんの反応はおおむね良かったと思います。

10/6の3-4年ゼミは久しぶりに2時限とも講演会でした。... - とびゼミ〈福岡大学商学部 飛田ゼミナール〉 | Facebook

飛田先生は、ちゃんとこちらの意図を察して「仁徳天皇陵」と答えていただき、感謝感謝です。

まずは第一のミッション終了。

そのあとも教室に残り、木藤良太さんの話も興味深く伺いました。
街を再生するという大きなミッションを請け負う。
すごいことだと思います。

さて、木藤さんの話が終わると、私は夜からのミッションへ。
全く違うお話になるので、ブログもいったんここまでとします。

雨は上がりました。

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「TDUウィキペディアタウンin千住」のレポート20170902

早めについた北千住はまだ雨が降っていて、午後からのフィールドワークが少し心配。
それでも、10時になって、エディさんによる開会と、情報センターの高橋部長のご挨拶が終わると徐々にもう明るくなってきて、なんとかなりそう。
今日の私の役割はいつものようにウィキペディアと編集のことを1時間くらいでお話して、選定されている3つのテーマに参加者の方々の編集履歴が残るようにもっていくことです。

会場はガイダンス部分と成果発表は、「東京電機大学 東京千住キャンパス 2号館1Fエントランスホール」。正面のらせん階段を右に見る広くてオープンなスペースです。

https://www.dendai.ac.jp/…/tdu/ca…/campus_tokyo_senju_04.jpg

この画像の奥に見えるガラス張りの個室が、今回の班ごとに分かれての編集スペース。

参加してくださった方々は15名。地元の方、図書館関係、学生、一般の興味ある方など多彩。あ、地場野菜最終兵器系ウィキペディアンのスワニーさんが参加してくださっています。

さて、今日のガイダンスでは、いつものようにウィキペディアは信頼できるのか、という部分を強めに説明し、紙媒体との対比や既存の一般的に信じられている情報(ブルーベリーが目にいいというのはエビデンスがあるのか)等を絡めて、ウィキペディアを信頼できるものにしているのは、人々の善意であると繋げました。

いつもの財団動画も見ていただき、方針の説明も終え、いよいよテーマの正式な発表です。

テーマは3つ
*東京電機大学
*千住本氷川神社☆☆
*千住葱☆☆☆

今回はスケジュールの都合で、フィールドワーク前にどの項目を編集したいか選んでもらうことになっていました。
なので、私のガイダンスの中で各項目の特徴を説明して、その情報だけで選んでいただくという、なかなか難しいことになりました。

テーマの横の☆は実際に説明のスライドでもつけていて、編集の難易度を海獺から見た場合として数で示しました。

東京電機大学の記事は、既にあって結構なボリュームがある。だけれど出典がないので、既存の記述の出典を探していく作業が主になることから☆。

千住本氷川神社の記事も既にあって、でも、ほとんど内容がなくて、加筆中心になるので☆☆。

千住葱は記事がない。ゼロから執筆。達成感は一番あるよ☆☆☆。スワニーさんはこのチームに入ります。

特に千住葱は高橋部長が選定したテーマで、ウィキペディアタウンらしい題材であり、ちょっと調べた限りではいろいろな切り口があって執筆にも面白そうな題材です。

さて、班分け。
みなさんいいオトナなので、実にスムーズに5人ずつのチームが3組誕生しました。

そして、フィールドワーク。
東京電機大学」チームは、学内ツアーを行います。このツアーが今回の編集につながる部分は実は少ないのですが、学内関係者も多いチームなので、客観的に見ていただくには良い機会だったかも。

「千住本氷川神社」までは徒歩15分くらい? ここはいつものウィキペディアタウンや、ウィキペディア街道のように、普通にフィールドワークを行います。

「千住葱」チームは、近くの葱問屋さんに行くことになっています。しかし、当日の配達のご都合で、ほかのチームと同じ時間にフィールドワークに行かれないことになりました。(第1の試練))。対応ができるようになったら連絡が来るそうです。
では先に昼食?
いえいえ、大学側がご好意で用意してくださったおにぎりはまだ届いていません。ならばと、葱チームは先に編集作業を開始してしまおうということに。

ここで突然ですが、第2の試練。
今回参加なさった15名の方。自分のPCを持ってきた方は・・・。
0?!

というわけで、大学のPCを人数分用意してもらっていて、無線LANにつなぐためのIDとパスワードも人数分発行してもらい、PCには参加者の名前を付箋ではって、ひもづけして一意に。

さて葱チームはガイダンスをしたホールでそのまま編集開始。
どんどん時間が過ぎ、他の2チームがフィールドワークから戻る。
葱問屋さんからは連絡が来ない。
しかたがないので、ごはんにしましょう。貸与したPCはいったん返してください。
はーい。
では、ごはん。
「葱問屋さんから連絡ありましたー」
お腹を空かせたまま葱問屋さんに急遽向かう葱チーム。

そんなこんなの紆余曲折を経て、編集タイムは始まりました。
(第3の試練)
先ほどの画像にあったように、編集はホールではなく、各部屋に分かれて行うということで、つまり、今回のウィキペディアタウンには「ウィキペディアン」がスワニーさんだけしかおらず、私は神社チームと大学チームの部屋を行ったり来たりしてアドバイスをするということに。

大学チームは、大学関係者が多いということもあり、自分たちが常識だと思っている事柄であっても、出典を付けて行くことが大事だと思っていただきたいので、先日の「県庁夜大学」で使った手法を一部取り入れました。
つまり、事前に″ここは出典があったほうが良いよね″というセクションをピックアップし、カードを8枚作っておきました。さあ引け今引けすぐ引け。
5人のチームなので、これはしんどいという題材に当たった場合、残りの3枚から引き直しもできるよルールで、楽しく出典の大事さを学んでいただきます。
なるべく大学が自ら出している情報源を使わないように、などのリクエストをしながら進めていただきました。後から聞いたことによると、最初に海獺がゴールをしっかり決めたことで、取り組みやすく、非常にわかりやすかったとのこと。
それでもウィキペディアに記されていた「スクールカラーは紺青である」という記述の情報源を掘り下げていくと、いつその色になったのかがわからなかったり、以前はエンジだった説などが出てきたりと、「記されている記述」の信用性や根拠などについて新たな発見があったようです。
これを書いている時点で、このような変化を遂げました。
https://ja.wikipedia.org/w/index.php…
出典が1つだったのが30カ所以上に増えました。
すごいすごい。
腕試しに出典をつけたら他の編集もしてみようという予定だったのですけど、思ったよりも難航し、それでも時間ぎりぎりながらチーム全員が編集履歴に名前を残しました。

千住本氷川神社ウィキペディアタウンの題材になりやすいということもあって、加筆を伴う編集であったにもかかわらず、最終的に2000バイトほどの記事が6600バイトほどに成長しました。この神社についてはなかなか良い文献がなく、文化財の関する資料も見つけにくいとマブダチ遠藤さんが嘆いておりました。清野さんと松本さんもいるチームなのですけど、情報を見つけ出すプロがちょっと困るくらい、資料が乏しかったようです。それでも10年前の新聞などが出典に入っていて、記事の体裁としては整ったのではないでしょうか。
編集中、今回のイベントに参加していない方が編集で地図を入れてくださって、感謝感謝です。
https://ja.wikipedia.org/w/index.php…

そして千住葱。
千寿と表記するブランド葱も含めた記事なので、漢字、ひらがなとカタカナの表記揺れのためにリダイレクトをいくつか作成。スワニーさんの本領発揮の記事となりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E4%BD%8F%E8%91%B1
スワニーさん的には、調理に関することと、流通に関することの加筆をもくろんでいます。

PCとともに貸与されていた、コンパクトサイズのTDUロゴ入りモバイルマウスは、参加者からこれは売店とかで売っていないんですか?等の声が上がるほど、とても可愛らしくて、小さく、持ち運びに便利そうなものです。

成果発表の後、高橋部長が大きな箱を抱えて、参加者の方にと、マウス(当然新品)を全員にプレゼントしてくださいました。

途中、高橋部長と二人でお話した時(ガイダンスの後)、ここまでこぎつけたけれど、どうなるか準備段階では不安で、これから編集でどうなっていくのか楽しみとおっしゃっていただいてはいました。
今回のイベントの成果が出て、高橋部長自身が「千住葱の項目とかどうかしら?」ということで決定し、さっきまではウィキペディアにはなかった項目ができたことに大層喜んでくださったが故のプレゼントだと思われます。

私もちゃっかりいただきました。今後愛用します。

さて、懇親会は「一歩一歩」というお店。野菜がとにかくおいしいお店です。
いただきました。焼いた千住葱。めちゃくちゃおいしいのですけど、今の時期が一番糖度が低いそうです。糖度が高い時期は16度にもなるそうで、イチゴよりも梨よりも高いのだとか。

懇親会では「また来年やりましょうね!」の話が「来年? 今年はもうやらないの?」のような会話も弾んで、今回もお役にたてたかなと思う海獺は、帰りの駅前でエディさんとハグをするのでした。

WikipediaLIB@信州#2(小諸編) のちょっとだけレポート 20170819

正直に申し上げて、8/18の県庁夜大学の仕込みの方がいろいろ工夫をした分だけ大変でして、小諸のほうはまあ何とかなるでしょ感がちょこっとございました。

それでも「ウィキペディアタウンを開催するとこんないいことがあるよ」を強調した部分と「虚偽記事が3年以上放置されていた、でも発覚から10日で削除対処になった例」なども加えた、この日専用のスライドは、会場入りしてからもブラッシュアップを重ね、持ち時間を半分だと間違えていた「つうこんのいちげき」はあったものの(詰め込み過ぎともいう)、自分の役割はこなせたのではないでしょか。ないでしょか。どでしょか。

 

さて、ちょっと海獺さんにしては、まあまあまじめな話を。

 

今回のイベント参加者のほとんどの方は図書館関係者でした。
ウィキペディア編集イベントは、編集成果がリアルタイムで反映されるという性質のものなので、非常に達成感があります。
ですから、どんなやり方をしても何となく形にはなってしまう。

まして参加者に近しい題材です。

時間的にはすっ飛ぶのですけども、帰りの電車の中でかんたくんと「資料が充分でないものを題材として選ぶこと」や「ウィキペディアタウンを各自の地元で開催していただくことがイベントの目標のひとつである場合、編集対象は図書館の項目のみという縛りがはたして必要なのか」等の話をしました。

 

WikipediaLIBのLIBが編集対象を指すのか、LIB関係者が参加することを指すのかは、私にはわからないですけども、今回はフィールドワークを取り入れたのですから、やはりフィールドワーク先のことをテーマに書いていただく方がいいのかなとは思いました。そうでないとフィールドワークで得た気づきが、忘れ去られてしまうかもしれません。

 

もう一つは人数です。
総勢でスタッフを入れて40人くらいでしたでしょうか。
これは開催前から提案をしていたのですけれども、右回りルート、左回りルートで2組に分けたほうがよかったのではないかと思います。

今回参加されていない方、ちょっと想像してみてください。
総勢40名が、約1時間小諸図書館から駅の反対側へ向かい、もどってくる。ぞろぞろと。当然縦長になりますよね。
車の量はさほど多くないですが、歩道が広いわけではありません。なによりもポイントごとにメガホンを持ったスタッフの方が先頭でその場所の説明をしてくれるのです。40人が炎天下で一カ所にすぐに集まるでしょうか?

Noでした。

 

小諸のスタッフの方と藤田さんと小澤さんと私で、懇親会の時に聞いた話ですが、メガホンを持って説明をしてくださったスタッフさんは、いわゆる「心が折れてしまった」そうです。

また、今回の主催は県立長野図書館で、県立のスタッフの方は街歩きルートを実際に事前には歩いておらず、小諸のスタッフの方は指示はもらうものの、どこまでどのような提案をしていいかのラインが良くつかめていなかったというお話を聞きました。

 

いち講師が運営のことに対していろいろ思って意見を言うのは本当は踏み越えてしまっているかもしれません。ただ、次回へのステップとして、今回はこういうところが気になったということを記しておきたいと思いました。

今回これを書くにあたっては、ネガティヴな内容を含むけれどこういうことを書きますとあらかじめ断ったうえで、公開していいかどうか、直接小澤さんには確認を得て投稿しています。快くご承諾をいただき、ありがとうございます。

Wikipedia with dlib 第2回 20170824

よっしゃ忘れないうちにレポート。

Dlibの会場は「機械振興会館」。https://goo.gl/maps/Zdg7gnszM432
すぐお隣が東京タワーという、夜になると何ともロマンティックが止まらないなんてのは、なんのことだかわかりませんな。🤔

お集まりいただいたのは主催者の 子安 伸枝 (Nobue Koyasu)さん、会場であるBICライブラリの 結城 智里 (Yuki Chisato)さん。
そして 高野 一枝 (Kazue Takano)さん(初めましてっ)、 永見 弘美 (Hiromi Nagami)さん(初めましてっ)、 阿児 雄之 (AKO Takayuki)さん、Tsukasa Imaiさん、 砂生 絵里奈 (Erina Saso)さん、 高久 雅生 (Masao Takaku)さん、@江草 由佳 (Yuka Egusa)さん、新堀 律子 (Ritsuko Niihori)さん、 遠藤 恭代 (遠藤恭代)さん・・・という非常に濃ゆい方々でございました。BICライブラリはウィキペディアによると「専門図書館。市場情報や経営情報など機械情報産業分野を中心としたビジネス情報を提供している」というところで、今日のイベントではここにある潤沢な資料を使って、新規作成や加筆を行うというものです。子安さんは暑い中とても頑張ってお茶やお菓子を用意してくれていたかと思うと、イベントの趣旨を力強く説明したりと、きりりとしておりました。私の役割は、いつものようにウィキペディアのことについて説明すること。編集経験者も多く、釈迦に説法な部分もあったかと思いますが、毎回工夫を凝らして、聞き飽きずに、初めての人でもわかりやすくを心掛けたバージョンでした。
ティラノザウルスと3年放置の虚偽項目に加えて、最近刊行された「世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語」という本の内容の紹介をしながら、https://www.amazon.co.jp/dp/486313391X/
信用できる情報ってなんだろうということを少し長くしました。図書館・博物館クラスタの方がほとんどなので、ウィキペディアタウンを開催するとこんなメリットがあるよという話も。特に、今回初めてお目にかかった高野さんからはいろいろな質問をいただきました。方針のことや海獺はなぜボランティアでここまでのことをするのかということまで多岐に。
趣味でやってます。何も利害関係が生じないから、楽しくやってます🤗あこさんからは「中立的な観点」という語句は多角的観点とした方が良いのではないだろうかというお話も。英語では「Neutral point of view」という方針なのですが、中立という意識に加え多角的に捉えることで、中立になっていくという方向性もありだなと再確認。
今回はちょっと遊びの要素を加えて、
https://www.youtube.com/watch?v=oWfFco7K9v8
この1分ほどの立体錯視動画を見ていただいて、片方から見ると全体像を見誤るという説明を補完しました。検証可能性の話の時には、今回はWikiを使ったオンライン辞典である「脳科学事典」のカフェインの項目を参照して説明しました。
https://bsd.neuroinf.jp/…/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82…
どんな内容の話をしたかは、ナイショ😶私の話の後は館内ツアー。今日は館としてはお休みなので、ゆっくり見ることができます。ツアー中、高野さんと私は温泉の話など。そして編集タイム。別にも書きましたが
専門図書館協議会 新規
古川修 (建築研究者) 新規
機械振興協会 新規
BICライブラリ 加筆
建設産業図書館 加筆
の5つの項目に履歴が残ることとなりました。記事ごとの編集履歴、投稿者ごとの編集履歴、曖昧さ回避を使った記事名、閲覧者ファーストの考え方、などなどポイントを押さえていただきながら、成果発表までは一本道です。「1バイトも編集をしてない自慢」のあこさんが機械振興協会を新規で書いてくださったこと。
新堀さんが建設産業図書館を加筆するにあたって、重要な人物である古川修の記事を新規で立ち上げようとその場で決めた子安さんの力の入り方は目を見張りました。
編集経験がほとんどないコンビ、今井さん遠藤さんも、高久さんと江草さんのサポートですいすいと編集をこなしますし、BICライブラリでは永見さんが沿革部分の加筆をほとんど誰の手も借りずにやすやすとこなし、砂生さんが出典を付けて行く作業中、的確に使うべき資料を教えてくださる結城さんがかっこよかったです。忘れてはいけないのは、「Windowsで新規にメモ帳に何か書きたいとき、デスクトップの何もないとこで右クリック⇒新規作成⇒テキストファイルをすればいいよというTips」が、本日一番ためになったと言いたげに感激していた絵里奈さまにはかないません😂とてもとても楽しいイベントでした。
またやりましょうっ😊

20170818 岡谷~松川村~長野

20170818の長野入りまで。

 

岡谷駅に着いたのは11:30くらい。

前回、1月に高遠にお邪魔した時は、高速バスで諏訪湖を右に見てググッと左に曲がった。

今回も上諏訪下諏訪と言う駅名があるので、右側に見えるのだろうと漠然と思っていたら(列車の座席は左側でした)いきなり窓の外に湖が見えて、ちょっとびっくり。

 

私の数少ない知識と小さな記憶では、諏訪湖というのは、南総里見八犬伝において犬坂毛野さんあたりがどうしたこうしたの場所でございますが、これを共有できる方はあまりいらっしゃらないかもでございます。

 

岡谷駅に着くとにこやかに松川村図書館館長の棟田”恋愛禁止”聖子さまが、改札のとことで手を振ってくださる。

そうなんです。今日の第一の目的は、イルフ童画館で「チェコの絵本をめぐる旅展」を見るためなのです。

展示の中には「どうぶつたちがねむるとき」の扉絵を含む多くの原画が展示されていることもあって、お誘いいただいたというわけです。

 

 

駅からイルフまでは歩いて6分。それでも「信州の人間はすぐ近くでも車を使う」と棟田さんがおっしゃるので、車で向かいます。

イルフは武井武雄さんという「童画」家さんのゆかりの美術館(童画館)で、武井さんの常設展示と、モーリス・センダックさんの常設展示があります。入り口の壁には「有山参上!」とスプレーで書かれているようなことはなく、でもチケット売り場の前にジオラマのようなセンダックさんのキャラクターたちの展示がありました。

 

松川村図書館の館長とウィキペディアンは「どうしてチェコには絵本が多くて盛んなんだろうねふしぎだねぇ」と健康のために知識ゼロを推進しています的な会話をしながら、絵を見て回ります。

 

実はゆっくりとのんびりと絵を見ている時間はありそうでない本日のスケジュール。棟田さんの車で11:30岡谷⇒松川村⇒長野着18:00という移動の予定です。岡谷⇒長野間は100キロくらい?

 

なので、鑑賞もそこそこにおみやげかって次行くべ、なのです。

それでもウィキペディア関連のイベントであちこちにお邪魔するときには、日程や時間的にタイトなこともあり観光はほとんどできないので、こうやって少しでもみられるのは嬉しい限り。

 

ミュージアムショップには今回展示のチェコのグッズはなく、ラッコもいません。それでも武井さんとセンダックさんのクリアファイルを買い(クリアファイルはいくつあってもいいよね)棟田さんは女の子らしくマステかなんかを選んで次の目的地へ。

 

翌日のWikipediaLIB@信州#02【小諸編】では、市立岡谷図書館が編集対象になっていることを事前に教えていただいていたので、しかもその時の時点では岡谷図書館の記事はなく新規作成対象だったため、主催者の県立長野図書館の小澤さんに連絡を取り、Lib参加者に岡谷の人はいるのか、もしいなければ写真を撮って行こうと思うと連絡。岡谷からの出席者はいないということで、小澤さんは気を利かせてくれて、松川村の館長とらっこが写真を撮りに行くよと、岡谷図書館に話を通してくださいました。(なんて怪しい)

 

イルフから市立岡谷図書館までは歩いて11分。車で向かいます。

12:40くらいに着。

 

同じ県内の図書館の館長が同行しているのと、県立の図書館からの連絡が入っているせいか、非常に歓迎され、古谷館長ともお会いすることができました。館長を始めスタッフの方に岡谷図書館の特徴を伺ったところ、「階段書庫」というワードをいただく。児童書コーナーの一部が扇状の階段になっていて、この日も数人の児童が階段に座って本を読んでいました。読書している児童たちはとてもリラックスしていて移動しそうにないので、特徴的な写真は断念。

 

非常に特徴的なコンクリートむき出しの支柱から鉄骨がこれまたむき出しで天井へと伸び、蛇の目傘のような放射線を描いて天井を走っています。

 

ひと通り撮影させていただいて、古谷館長に「明日19日、ウィキペディア日本語版上に市立岡谷図書館の項目ができるかもしれません。その時に本日撮影させていただいた画像が使われると思います」とお伝えして、またわたわたと移動を開始。13:00くらい?

 

長野自動車道に乗って1時間ほど車移動。車内では、明日の世界経済を考えるといったテーマで議論が交わされることもなく、この話はどこに行くんだろうと思って聞いていると、お子さんの自慢だったりする微笑ましい空気でございました。

 

松川村につき、さあ、ごはん。14:15.

青崎さんというドしんとしたか前のお店で天ざるをいただきます。オーダーを受けるお姉さんが伝票を書くのではなくて、スマホですいすいとやっていて、思わずすげーと言ってしまう海獺氏。美味でございました。野菜のてんぷらがおいしいねぇ。

 

少しずつ雲行きが怪しくなっていき、14:50

安曇野ちひろ美術館安曇野ちひろ公園につきました。

美術館の屋根は、遠くに見える山と勾配が合うように作られていて、内藤廣さんによる設計ですと、松川村図書館の館長さんがガイドしてくれます。

安曇野ちひろ公園は松川村の村営で、公園内にある安曇野ちひろ美術館いわさきちひろ記念事業団が運営しているという図式になっていて、ウィキペディア日本語版では美術館の記事はあって、公園は美術館の記事の飛ぶようになってます。分けて書いて、どちらにも参照しやすいようにしなくてはいけないかも。

 

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窓際のトットちゃんにでてくるトモエ学園の電車の図書室と教室が再現されていて、外観写真も撮り(右上にちょうちょが写り込んでます)、電車の図書室のスタッフの御子柴さんに色々説明を聞く。とても可愛らしいおじょうさんであったために、棟田さんに「海獺はなんだか熱心に聞き過ぎである」と評価されるなど。

御子柴さんはウィキペディアにもとても興味を持っていただき、記事の充実を今後は手掛けてくださるかも。

 

となりには「トモエの講堂」が再現されていて、御子柴さんの案内でこちらでもお話を伺う。ここのスタッフさんも偉くきれいなおじょうさんで、よくよくお話を伺うと、なんと、いわさきちひろさんのお孫さんだという。ほえー。

 

ぽつりと、雨が降り出す。

 

急いで松川村図書館へ。15:45

これはもうオフレコでもなんでもなくなったと思うので書いちゃいますけど、図書館についた途端衝撃のニュースが。

 

「さっきまで、かんたさんがいらっしゃってました」

 

まあ、そんなこんなで松川村図書館の項目はまだウィキペディアにはないこともあって、それと19日のLibには棟田館長は出られないこともあって、記事を作るためにはどんな資料が必要かということを改めて打ち合わせる。館長も再度確認することで今後の広報の仕方や、広報結果のアーカイブなどを考え直す機会になったような。

児童書の充実具合がすごい。それと館長によれば一部の児童書が一般の書架に入ってることで、借りる人の年齢的なボーダーがなくなっていて面白い。

 

で、外は大雨。雨どいの排水が追い付かないほどの。

外観写真が撮れず。予定していた池田町の図書館にも行けず。

 

あいにくのお天気になってしまったけど、ちひろ公園も含めて、松川村は本当に良いところで、仕事さえあればこういうところでのんびりと暮らしたいなと思ったり。

 

天気はひどいけど16:00になろうとしているので、長野に向けて出発。長野までは55km。

 

道中、世界平和について熱い議論をするはずもなく、この話はどこに着地するのかなと思うと、長い長いダンナ自慢だったりするという。

 

雨の中、狭い山道に対向車に驚かされながら、付きましたよ長野駅。駅近くの予約していたホテルにチェックインだけして、県立長野図書館へ。雨は一時的に上がりました。

 

棟田館長に、夜大学勉強会を見てってくださいよーと言ってみたけれど、ダーリンが待っているから♡と言われましたとさ。

 

 

息つく間もなく、海獺氏はセッティングを開始。

 

棟田さん本当にありがとうございました。とても楽しく興味深く、半日一緒にいても、まったく息苦しくなく(笑)。またお会いしましょう。