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ウィキペディアのこととか。

【ウィキペディアのお財布の話】

連ツイ【ウィキペディアのお財布の話】
ウィキペディアから寄付のお願いのメールがくる季節になりました。
そこで私が知ってる範囲でのウィキペディアのお財布の話をかみ砕いていきたいと思います。ざっくりです。間違ってたらごめんなさい。

ウィキペディアへのアクセスはアメリカに次いで日本からが2番目に多いそうです。
対して、日本からの寄付額は全体の2%です。
https://withnews.jp/article/f0170930002qq000000000000000W02310201qq000015994A

寄付は財団へ入ります。皆さんが百科事典として認識してるのはウィキペディアウィキメディア財団のプロジェクトの一つです。いろんなプロジェクトがありますがウィキペディアがとても有名ということです。ここではウィキペディアウィキメディアが混在しますけども、ご容赦。

ウィキペディアは世界で5番目にアクセスが多いサイトです。
https://www.alexa.com/topsites
GAFAのうちサイトが主力ではないAppleをのぞけば、Googleが1位、Facebookが3位、Amazon(.com)は8位。ちなみにTwitterは10位です。

2016年度ウィキメディア財団には7700万ドル(81億円)が集まりました。
https://www.47news.jp/news/column/tsutaeru/589593.html
とても乱暴ですが、年間81億円のお金で回しているということです。

2019年にはGoogleからウィキメディア財団に310万ドル(3.3億円)の提供がありました。3年のずれはありますが、それでもウィキメディア財団は100億円くらいの寄付の規模なのではないかと思います。
https://wikimediafoundation.org/about/2018-annual-report/financials-leadership/ 財団職員は300人ほどと言われています。


年間81億円は一見とても大きな数字ですが、コンビニ1軒当たりの平均年間売り上げは2億円ほどです。つまりコンビニ40軒ほどのお金の出入りの規模で回っているということです。長谷工の年商は8100億円くらいなので、ウィキメディアに集まるお金はその100分の一程度ということになります。

以前はたまにありましたが、ウィキペディアがつながらないーということはほとんどなくなりました。集められたお金はサーバー管理や職員の人件費などに使われています。https://wikimediafoundation.org/about/2018-annual-report/financials-leadership/