中学生が無免許で車を運転して事故を起こし同乗者の女の子が亡くなった事件で思うこと。

事件の詳細は、とりあえず置いといて。

TwitterFacebookにこんなことを書きました。

免許証をセットしないと車が動かないシステムを作るのは簡単だろうに、なぜそうしないのかな?

これに対して、ギャグ・真面目織り交ざったいくつかの意見をいただきました。
強引にまとめると、

  • すべての車にシステム搭載が義務付けられないと意味がない
  • システムを搭載することにより車両の価格が大幅に上がる
  • 未成年の免許証泥棒が増える
  • 車に入れっぱなしになる可能性が増える
  • 指紋認証が良い
  • 輸入障壁になる
  • 関税障壁により廃止になる
  • 免許証を借りてしまえば運転できる
  • 無免許運転は少ないので費用対効果が悪い

などがありました。

私が想定するメリットは、

  • 免許がない人が車を運転の抑止
  • 事故や違反時に誰が運転していたかの明確化
  • 期限切れや条件違いの防止
  • 防犯効果
  • 免許証不携帯防止
  • 保険適用範囲の明確化

などです。

会話の中でTASPOを引き合いに出したのですが(適切でない例であったかもしれません)、未成年者の喫煙を防ぐとき、手に入りにくさを推し進めることで一定の効果はあったように思います。
もちろん、TASPOの貸し借りやヤミ的な販売など抜け道はいくらでもあります。
しかしながら、今回のような「中学生が無免許で運転をして同乗者を死なせる」という事件がひとつでも減るならば、抜け道を想定するよりも、導入することで助かる命があることが大事ではないかなと。

ひとつのシステムを構築しようとするとき、「このような事故が今後起こってほしくない」という目的があります。ルール、法律なども同様でしょう。
「こんな対策ではいくらでも抜け道がある」あるいは「こういう事態を想定したとき効果がない」という意見はもっともだと思うのですが、すると「津波に備えてどのくらいの高さの防波堤を作ればいいのか」「自身に備えて耐震基準をどのように設定すればいいのか」「病気に備えてワクチンをどのように接種すればいいのか」という、答えにたどり着かない議論になってしまうように感じました。

ないよりましなものでも検討していくことで、忌まわしい事故が減るならばいいのではないかと。

恐らくですが、システムは技術的には難しくないと思います。
SUICAETCカードの導入を見ても、容易に想像がつきます。
仮に輸出入の問題があったとしても、日本で運転するときはシステムを搭載するという後付け装置でも可能でしょう。

すると、この誰でも考えそうなシステムができないのはなぜなのかなと、自分なりに考えてみると、もしかするとですけれども、コトが起こった時に、あとから誰でも検証できるような証拠が残るようなシステムがあるとすごく困る人々がいるのかなと。

陰謀論とかそういうのではないのですけども。

ただ、スマホやPCの個人認証、ネットの個人認証と比較しても、人の命や財産に、それも他人の命や財産に大きく影響するクルマの運転はものすごくリスクが大きな行為です。今後自動運転の流れが進めば、なおさら管理責任者の明確化がなされていないと、被害者が救済されづらくなります。

好奇心が勝ってしまう世代の抑止力のひとつとして、こんなものを検討してくれるといいなぁ・・・。