「TDUウィキペディアタウンin千住」のレポート20170902

早めについた北千住はまだ雨が降っていて、午後からのフィールドワークが少し心配。
それでも、10時になって、エディさんによる開会と、情報センターの高橋部長のご挨拶が終わると徐々にもう明るくなってきて、なんとかなりそう。
今日の私の役割はいつものようにウィキペディアと編集のことを1時間くらいでお話して、選定されている3つのテーマに参加者の方々の編集履歴が残るようにもっていくことです。

会場はガイダンス部分と成果発表は、「東京電機大学 東京千住キャンパス 2号館1Fエントランスホール」。正面のらせん階段を右に見る広くてオープンなスペースです。

https://www.dendai.ac.jp/…/tdu/ca…/campus_tokyo_senju_04.jpg

この画像の奥に見えるガラス張りの個室が、今回の班ごとに分かれての編集スペース。

参加してくださった方々は15名。地元の方、図書館関係、学生、一般の興味ある方など多彩。あ、地場野菜最終兵器系ウィキペディアンのスワニーさんが参加してくださっています。

さて、今日のガイダンスでは、いつものようにウィキペディアは信頼できるのか、という部分を強めに説明し、紙媒体との対比や既存の一般的に信じられている情報(ブルーベリーが目にいいというのはエビデンスがあるのか)等を絡めて、ウィキペディアを信頼できるものにしているのは、人々の善意であると繋げました。

いつもの財団動画も見ていただき、方針の説明も終え、いよいよテーマの正式な発表です。

テーマは3つ
*東京電機大学
*千住本氷川神社☆☆
*千住葱☆☆☆

今回はスケジュールの都合で、フィールドワーク前にどの項目を編集したいか選んでもらうことになっていました。
なので、私のガイダンスの中で各項目の特徴を説明して、その情報だけで選んでいただくという、なかなか難しいことになりました。

テーマの横の☆は実際に説明のスライドでもつけていて、編集の難易度を海獺から見た場合として数で示しました。

東京電機大学の記事は、既にあって結構なボリュームがある。だけれど出典がないので、既存の記述の出典を探していく作業が主になることから☆。

千住本氷川神社の記事も既にあって、でも、ほとんど内容がなくて、加筆中心になるので☆☆。

千住葱は記事がない。ゼロから執筆。達成感は一番あるよ☆☆☆。スワニーさんはこのチームに入ります。

特に千住葱は高橋部長が選定したテーマで、ウィキペディアタウンらしい題材であり、ちょっと調べた限りではいろいろな切り口があって執筆にも面白そうな題材です。

さて、班分け。
みなさんいいオトナなので、実にスムーズに5人ずつのチームが3組誕生しました。

そして、フィールドワーク。
東京電機大学」チームは、学内ツアーを行います。このツアーが今回の編集につながる部分は実は少ないのですが、学内関係者も多いチームなので、客観的に見ていただくには良い機会だったかも。

「千住本氷川神社」までは徒歩15分くらい? ここはいつものウィキペディアタウンや、ウィキペディア街道のように、普通にフィールドワークを行います。

「千住葱」チームは、近くの葱問屋さんに行くことになっています。しかし、当日の配達のご都合で、ほかのチームと同じ時間にフィールドワークに行かれないことになりました。(第1の試練))。対応ができるようになったら連絡が来るそうです。
では先に昼食?
いえいえ、大学側がご好意で用意してくださったおにぎりはまだ届いていません。ならばと、葱チームは先に編集作業を開始してしまおうということに。

ここで突然ですが、第2の試練。
今回参加なさった15名の方。自分のPCを持ってきた方は・・・。
0?!

というわけで、大学のPCを人数分用意してもらっていて、無線LANにつなぐためのIDとパスワードも人数分発行してもらい、PCには参加者の名前を付箋ではって、ひもづけして一意に。

さて葱チームはガイダンスをしたホールでそのまま編集開始。
どんどん時間が過ぎ、他の2チームがフィールドワークから戻る。
葱問屋さんからは連絡が来ない。
しかたがないので、ごはんにしましょう。貸与したPCはいったん返してください。
はーい。
では、ごはん。
「葱問屋さんから連絡ありましたー」
お腹を空かせたまま葱問屋さんに急遽向かう葱チーム。

そんなこんなの紆余曲折を経て、編集タイムは始まりました。
(第3の試練)
先ほどの画像にあったように、編集はホールではなく、各部屋に分かれて行うということで、つまり、今回のウィキペディアタウンには「ウィキペディアン」がスワニーさんだけしかおらず、私は神社チームと大学チームの部屋を行ったり来たりしてアドバイスをするということに。

大学チームは、大学関係者が多いということもあり、自分たちが常識だと思っている事柄であっても、出典を付けて行くことが大事だと思っていただきたいので、先日の「県庁夜大学」で使った手法を一部取り入れました。
つまり、事前に″ここは出典があったほうが良いよね″というセクションをピックアップし、カードを8枚作っておきました。さあ引け今引けすぐ引け。
5人のチームなので、これはしんどいという題材に当たった場合、残りの3枚から引き直しもできるよルールで、楽しく出典の大事さを学んでいただきます。
なるべく大学が自ら出している情報源を使わないように、などのリクエストをしながら進めていただきました。後から聞いたことによると、最初に海獺がゴールをしっかり決めたことで、取り組みやすく、非常にわかりやすかったとのこと。
それでもウィキペディアに記されていた「スクールカラーは紺青である」という記述の情報源を掘り下げていくと、いつその色になったのかがわからなかったり、以前はエンジだった説などが出てきたりと、「記されている記述」の信用性や根拠などについて新たな発見があったようです。
これを書いている時点で、このような変化を遂げました。
https://ja.wikipedia.org/w/index.php…
出典が1つだったのが30カ所以上に増えました。
すごいすごい。
腕試しに出典をつけたら他の編集もしてみようという予定だったのですけど、思ったよりも難航し、それでも時間ぎりぎりながらチーム全員が編集履歴に名前を残しました。

千住本氷川神社ウィキペディアタウンの題材になりやすいということもあって、加筆を伴う編集であったにもかかわらず、最終的に2000バイトほどの記事が6600バイトほどに成長しました。この神社についてはなかなか良い文献がなく、文化財の関する資料も見つけにくいとマブダチ遠藤さんが嘆いておりました。清野さんと松本さんもいるチームなのですけど、情報を見つけ出すプロがちょっと困るくらい、資料が乏しかったようです。それでも10年前の新聞などが出典に入っていて、記事の体裁としては整ったのではないでしょうか。
編集中、今回のイベントに参加していない方が編集で地図を入れてくださって、感謝感謝です。
https://ja.wikipedia.org/w/index.php…

そして千住葱。
千寿と表記するブランド葱も含めた記事なので、漢字、ひらがなとカタカナの表記揺れのためにリダイレクトをいくつか作成。スワニーさんの本領発揮の記事となりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E4%BD%8F%E8%91%B1
スワニーさん的には、調理に関することと、流通に関することの加筆をもくろんでいます。

PCとともに貸与されていた、コンパクトサイズのTDUロゴ入りモバイルマウスは、参加者からこれは売店とかで売っていないんですか?等の声が上がるほど、とても可愛らしくて、小さく、持ち運びに便利そうなものです。

成果発表の後、高橋部長が大きな箱を抱えて、参加者の方にと、マウス(当然新品)を全員にプレゼントしてくださいました。

途中、高橋部長と二人でお話した時(ガイダンスの後)、ここまでこぎつけたけれど、どうなるか準備段階では不安で、これから編集でどうなっていくのか楽しみとおっしゃっていただいてはいました。
今回のイベントの成果が出て、高橋部長自身が「千住葱の項目とかどうかしら?」ということで決定し、さっきまではウィキペディアにはなかった項目ができたことに大層喜んでくださったが故のプレゼントだと思われます。

私もちゃっかりいただきました。今後愛用します。

さて、懇親会は「一歩一歩」というお店。野菜がとにかくおいしいお店です。
いただきました。焼いた千住葱。めちゃくちゃおいしいのですけど、今の時期が一番糖度が低いそうです。糖度が高い時期は16度にもなるそうで、イチゴよりも梨よりも高いのだとか。

懇親会では「また来年やりましょうね!」の話が「来年? 今年はもうやらないの?」のような会話も弾んで、今回もお役にたてたかなと思う海獺は、帰りの駅前でエディさんとハグをするのでした。

WikipediaLIB@信州#2(小諸編) のちょっとだけレポート 20170819

正直に申し上げて、8/18の県庁夜大学の仕込みの方がいろいろ工夫をした分だけ大変でして、小諸のほうはまあ何とかなるでしょ感がちょこっとございました。

それでも「ウィキペディアタウンを開催するとこんないいことがあるよ」を強調した部分と「虚偽記事が3年以上放置されていた、でも発覚から10日で削除対処になった例」なども加えた、この日専用のスライドは、会場入りしてからもブラッシュアップを重ね、持ち時間を半分だと間違えていた「つうこんのいちげき」はあったものの(詰め込み過ぎともいう)、自分の役割はこなせたのではないでしょか。ないでしょか。どでしょか。

さて、ちょっと海獺さんにしては、まあまあまじめな話を。

今回のイベント参加者のほとんどの方は図書館関係者でした。
ウィキペディア編集イベントは、編集成果がリアルタイムで反映されるという性質のものなので、非常に達成感があります。
ですから、どんなやり方をしても何となく形にはなってしまう。まして参加者に近しい題材です。

時間的にはすっ飛ぶのですけども、帰りの電車の中でかんたくんと「資料が充分でないものを題材として選ぶこと」や「ウィキペディアタウンを各自の地元で開催していただくことがイベントの目標のひとつである場合、編集対象は図書館の項目のみという縛りがはたして必要なのか」等の話をしました。

WikipediaLIBのLIBが編集対象を指すのか、LIB関係者が参加することを指すのかは、私にはわからないですけども、今回はフィールドワークを取り入れたのですから、やはりフィールドワーク先のことをテーマに書いていただく方がいいのかなとは思いました。そうでないとフィールドワークで得た気づきが、忘れ去られてしまうかもしれません。

もう一つは人数です。
総勢でスタッフを入れて40人くらいでしたでしょうか。
これは開催前から提案をしていたのですけれども、右回りルート、左回りルートで2組に分けたほうがよかったのではないかと思います。

今回参加されていない方、ちょっと想像してみてください。
総勢40名が、約1時間小諸図書館から駅の反対側へ向かい、もどってくる。ぞろぞろと。当然縦長になりますよね。
車の量はさほど多くないですが、歩道が広いわけではありません。なによりもポイントごとにメガホンを持ったスタッフの方が先頭でその場所の説明をしてくれるのです。40人が炎天下で一カ所にすぐに集まるでしょうか?

Noでした。

小諸のスタッフの方と藤田さんと小澤さんと私で、懇親会の時に聞いた話ですが、メガホンを持って説明をしてくださったスタッフさんは、いわゆる「心が折れてしまった」そうです。

また、今回の主催は県立長野図書館で、県立のスタッフの方は街歩きルートを実際に事前には歩いておらず、小諸のスタッフの方は指示はもらうものの、どこまでどのような提案をしていいかのラインが良くつかめていなかったというお話を聞きました。

いち講師が運営のことに対していろいろ思って意見を言うのは本当は踏み越えてしまっているかもしれません。ただ、次回へのステップとして、今回はこういうところが気になったということを記しておきたいと思いました。

今回これを書くにあたっては、ネガティヴな内容を含むけれどこういうことを書きますとあらかじめ断ったうえで、公開していいかどうか、直接小澤さんには確認を得て投稿しています。快くご承諾をいただき、ありがとうございます。

Wikipedia with dlib 第2回 20170824

よっしゃ忘れないうちにレポート。

Dlibの会場は「機械振興会館」。https://goo.gl/maps/Zdg7gnszM432
すぐお隣が東京タワーという、夜になると何ともロマンティックが止まらないなんてのは、なんのことだかわかりませんな。🤔

お集まりいただいたのは主催者の 子安 伸枝 (Nobue Koyasu)さん、会場であるBICライブラリの 結城 智里 (Yuki Chisato)さん。
そして 高野 一枝 (Kazue Takano)さん(初めましてっ)、 永見 弘美 (Hiromi Nagami)さん(初めましてっ)、 阿児 雄之 (AKO Takayuki)さん、Tsukasa Imaiさん、 砂生 絵里奈 (Erina Saso)さん、 高久 雅生 (Masao Takaku)さん、@江草 由佳 (Yuka Egusa)さん、新堀 律子 (Ritsuko Niihori)さん、 遠藤 恭代 (遠藤恭代)さん・・・という非常に濃ゆい方々でございました。

BICライブラリはウィキペディアによると「専門図書館。市場情報や経営情報など機械情報産業分野を中心としたビジネス情報を提供している」というところで、今日のイベントではここにある潤沢な資料を使って、新規作成や加筆を行うというものです。

子安さんは暑い中とても頑張ってお茶やお菓子を用意してくれていたかと思うと、イベントの趣旨を力強く説明したりと、きりりとしておりました。

私の役割は、いつものようにウィキペディアのことについて説明すること。編集経験者も多く、釈迦に説法な部分もあったかと思いますが、毎回工夫を凝らして、聞き飽きずに、初めての人でもわかりやすくを心掛けたバージョンでした。
ティラノザウルスと3年放置の虚偽項目に加えて、最近刊行された「世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語」という本の内容の紹介をしながら、https://www.amazon.co.jp/dp/486313391X/
信用できる情報ってなんだろうということを少し長くしました。

図書館・博物館クラスタの方がほとんどなので、ウィキペディアタウンを開催するとこんなメリットがあるよという話も。

特に、今回初めてお目にかかった高野さんからはいろいろな質問をいただきました。方針のことや海獺はなぜボランティアでここまでのことをするのかということまで多岐に。
趣味でやってます。何も利害関係が生じないから、楽しくやってます🤗

あこさんからは「中立的な観点」という語句は多角的観点とした方が良いのではないだろうかというお話も。英語では「Neutral point of view」という方針なのですが、中立という意識に加え多角的に捉えることで、中立になっていくという方向性もありだなと再確認。
今回はちょっと遊びの要素を加えて、
https://www.youtube.com/watch?v=oWfFco7K9v8
この1分ほどの立体錯視動画を見ていただいて、片方から見ると全体像を見誤るという説明を補完しました。

検証可能性の話の時には、今回はWikiを使ったオンライン辞典である「脳科学事典」のカフェインの項目を参照して説明しました。
https://bsd.neuroinf.jp/…/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82…
どんな内容の話をしたかは、ナイショ😶

私の話の後は館内ツアー。今日は館としてはお休みなので、ゆっくり見ることができます。ツアー中、高野さんと私は温泉の話など。

そして編集タイム。別にも書きましたが
専門図書館協議会 新規
古川修 (建築研究者) 新規
機械振興協会 新規
BICライブラリ 加筆
建設産業図書館 加筆
の5つの項目に履歴が残ることとなりました。

記事ごとの編集履歴、投稿者ごとの編集履歴、曖昧さ回避を使った記事名、閲覧者ファーストの考え方、などなどポイントを押さえていただきながら、成果発表までは一本道です。

「1バイトも編集をしてない自慢」のあこさんが機械振興協会を新規で書いてくださったこと。
新堀さんが建設産業図書館を加筆するにあたって、重要な人物である古川修の記事を新規で立ち上げようとその場で決めた子安さんの力の入り方は目を見張りました。
編集経験がほとんどないコンビ、今井さん遠藤さんも、高久さんと江草さんのサポートですいすいと編集をこなしますし、BICライブラリでは永見さんが沿革部分の加筆をほとんど誰の手も借りずにやすやすとこなし、砂生さんが出典を付けて行く作業中、的確に使うべき資料を教えてくださる結城さんがかっこよかったです。

忘れてはいけないのは、「Windowsで新規にメモ帳に何か書きたいとき、デスクトップの何もないとこで右クリック⇒新規作成⇒テキストファイルをすればいいよというTips」が、本日一番ためになったと言いたげに感激していた絵里奈さまにはかないません😂

とてもとても楽しいイベントでした。
またやりましょうっ😊

20170818 岡谷~松川村~長野

20170818の長野入りまで。

 

岡谷駅に着いたのは11:30くらい。

前回、1月に高遠にお邪魔した時は、高速バスで諏訪湖を右に見てググッと左に曲がった。

今回も上諏訪下諏訪と言う駅名があるので、右側に見えるのだろうと漠然と思っていたら(列車の座席は左側でした)いきなり窓の外に湖が見えて、ちょっとびっくり。

 

私の数少ない知識と小さな記憶では、諏訪湖というのは、南総里見八犬伝において犬坂毛野さんあたりがどうしたこうしたの場所でございますが、これを共有できる方はあまりいらっしゃらないかもでございます。

 

岡谷駅に着くとにこやかに松川村図書館館長の棟田”恋愛禁止”聖子さまが、改札のとことで手を振ってくださる。

そうなんです。今日の第一の目的は、イルフ童画館で「チェコの絵本をめぐる旅展」を見るためなのです。

展示の中には「どうぶつたちがねむるとき」の扉絵を含む多くの原画が展示されていることもあって、お誘いいただいたというわけです。

 

 

駅からイルフまでは歩いて6分。それでも「信州の人間はすぐ近くでも車を使う」と棟田さんがおっしゃるので、車で向かいます。

イルフは武井武雄さんという「童画」家さんのゆかりの美術館(童画館)で、武井さんの常設展示と、モーリス・センダックさんの常設展示があります。入り口の壁には「有山参上!」とスプレーで書かれているようなことはなく、でもチケット売り場の前にジオラマのようなセンダックさんのキャラクターたちの展示がありました。

 

松川村図書館の館長とウィキペディアンは「どうしてチェコには絵本が多くて盛んなんだろうねふしぎだねぇ」と健康のために知識ゼロを推進しています的な会話をしながら、絵を見て回ります。

 

実はゆっくりとのんびりと絵を見ている時間はありそうでない本日のスケジュール。棟田さんの車で11:30岡谷⇒松川村⇒長野着18:00という移動の予定です。岡谷⇒長野間は100キロくらい?

 

なので、鑑賞もそこそこにおみやげかって次行くべ、なのです。

それでもウィキペディア関連のイベントであちこちにお邪魔するときには、日程や時間的にタイトなこともあり観光はほとんどできないので、こうやって少しでもみられるのは嬉しい限り。

 

ミュージアムショップには今回展示のチェコのグッズはなく、ラッコもいません。それでも武井さんとセンダックさんのクリアファイルを買い(クリアファイルはいくつあってもいいよね)棟田さんは女の子らしくマステかなんかを選んで次の目的地へ。

 

翌日のWikipediaLIB@信州#02【小諸編】では、市立岡谷図書館が編集対象になっていることを事前に教えていただいていたので、しかもその時の時点では岡谷図書館の記事はなく新規作成対象だったため、主催者の県立長野図書館の小澤さんに連絡を取り、Lib参加者に岡谷の人はいるのか、もしいなければ写真を撮って行こうと思うと連絡。岡谷からの出席者はいないということで、小澤さんは気を利かせてくれて、松川村の館長とらっこが写真を撮りに行くよと、岡谷図書館に話を通してくださいました。(なんて怪しい)

 

イルフから市立岡谷図書館までは歩いて11分。車で向かいます。

12:40くらいに着。

 

同じ県内の図書館の館長が同行しているのと、県立の図書館からの連絡が入っているせいか、非常に歓迎され、古谷館長ともお会いすることができました。館長を始めスタッフの方に岡谷図書館の特徴を伺ったところ、「階段書庫」というワードをいただく。児童書コーナーの一部が扇状の階段になっていて、この日も数人の児童が階段に座って本を読んでいました。読書している児童たちはとてもリラックスしていて移動しそうにないので、特徴的な写真は断念。

 

非常に特徴的なコンクリートむき出しの支柱から鉄骨がこれまたむき出しで天井へと伸び、蛇の目傘のような放射線を描いて天井を走っています。

 

ひと通り撮影させていただいて、古谷館長に「明日19日、ウィキペディア日本語版上に市立岡谷図書館の項目ができるかもしれません。その時に本日撮影させていただいた画像が使われると思います」とお伝えして、またわたわたと移動を開始。13:00くらい?

 

長野自動車道に乗って1時間ほど車移動。車内では、明日の世界経済を考えるといったテーマで議論が交わされることもなく、この話はどこに行くんだろうと思って聞いていると、お子さんの自慢だったりする微笑ましい空気でございました。

 

松川村につき、さあ、ごはん。14:15.

青崎さんというドしんとしたか前のお店で天ざるをいただきます。オーダーを受けるお姉さんが伝票を書くのではなくて、スマホですいすいとやっていて、思わずすげーと言ってしまう海獺氏。美味でございました。野菜のてんぷらがおいしいねぇ。

 

少しずつ雲行きが怪しくなっていき、14:50

安曇野ちひろ美術館安曇野ちひろ公園につきました。

美術館の屋根は、遠くに見える山と勾配が合うように作られていて、内藤廣さんによる設計ですと、松川村図書館の館長さんがガイドしてくれます。

安曇野ちひろ公園は松川村の村営で、公園内にある安曇野ちひろ美術館いわさきちひろ記念事業団が運営しているという図式になっていて、ウィキペディア日本語版では美術館の記事はあって、公園は美術館の記事の飛ぶようになってます。分けて書いて、どちらにも参照しやすいようにしなくてはいけないかも。

 

f:id:RaccoWikipedia:20170822001249j:plain

窓際のトットちゃんにでてくるトモエ学園の電車の図書室と教室が再現されていて、外観写真も撮り(右上にちょうちょが写り込んでます)、電車の図書室のスタッフの御子柴さんに色々説明を聞く。とても可愛らしいおじょうさんであったために、棟田さんに「海獺はなんだか熱心に聞き過ぎである」と評価されるなど。

御子柴さんはウィキペディアにもとても興味を持っていただき、記事の充実を今後は手掛けてくださるかも。

 

となりには「トモエの講堂」が再現されていて、御子柴さんの案内でこちらでもお話を伺う。ここのスタッフさんも偉くきれいなおじょうさんで、よくよくお話を伺うと、なんと、いわさきちひろさんのお孫さんだという。ほえー。

 

ぽつりと、雨が降り出す。

 

急いで松川村図書館へ。15:45

これはもうオフレコでもなんでもなくなったと思うので書いちゃいますけど、図書館についた途端衝撃のニュースが。

 

「さっきまで、かんたさんがいらっしゃってました」

 

まあ、そんなこんなで松川村図書館の項目はまだウィキペディアにはないこともあって、それと19日のLibには棟田館長は出られないこともあって、記事を作るためにはどんな資料が必要かということを改めて打ち合わせる。館長も再度確認することで今後の広報の仕方や、広報結果のアーカイブなどを考え直す機会になったような。

児童書の充実具合がすごい。それと館長によれば一部の児童書が一般の書架に入ってることで、借りる人の年齢的なボーダーがなくなっていて面白い。

 

で、外は大雨。雨どいの排水が追い付かないほどの。

外観写真が撮れず。予定していた池田町の図書館にも行けず。

 

あいにくのお天気になってしまったけど、ちひろ公園も含めて、松川村は本当に良いところで、仕事さえあればこういうところでのんびりと暮らしたいなと思ったり。

 

天気はひどいけど16:00になろうとしているので、長野に向けて出発。長野までは55km。

 

道中、世界平和について熱い議論をするはずもなく、この話はどこに着地するのかなと思うと、長い長いダンナ自慢だったりするという。

 

雨の中、狭い山道に対向車に驚かされながら、付きましたよ長野駅。駅近くの予約していたホテルにチェックインだけして、県立長野図書館へ。雨は一時的に上がりました。

 

棟田館長に、夜大学勉強会を見てってくださいよーと言ってみたけれど、ダーリンが待っているから♡と言われましたとさ。

 

 

息つく間もなく、海獺氏はセッティングを開始。

 

棟田さん本当にありがとうございました。とても楽しく興味深く、半日一緒にいても、まったく息苦しくなく(笑)。またお会いしましょう。


2017/08/18県庁夜大学 公開講座 「あなたも作れる“Wikipedia”―ウィキペディアンといっしょに編集体験!―」レポート その2

2017/08/18県庁夜大学 公開講座
「あなたも作れる“Wikipedia”―ウィキペディアンといっしょに編集体験!―」レポート その2

さて、その2は、実際に今後ウィキペディア編集イベントを開催する予定がある方々の参考になるように、記録として書いておきたいと思います。

テーマは「2時間でウィキペディアウィキペディアの編集の説明+編集体験をするには?」

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開催が決まり、形ができてくる中で、事前に 小澤さんとメッセージでやり取りして、どのような形で進めていけば限られた時間の中で効果的に進めることができ、ウィキペディアの編集も体験してもらえるかのアイディアを出し合いました。

参加者は地元の方がほとんどなので、やはり地元に関連する記事の方が対象としては親しみがあるだろうし、自分事として取り組めるのではないかという小澤さんのアイディアで、当初は長野県庁https://ja.wikipedia.org/…/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E5%B…
の記事を参照して、実情と違っているところ、特に組織図を確認し、資料をもとに修正をしていこうと思いました。【テーマの絞り込み】

しかしながら「長野県庁」の記事の現状は、ウィキペディア的にというか百科事典的ではなく、文章がほとんどありません。これであれば県庁のホームページを参照していただくほうが、情報としては役立つし、正確でしょう。
他の都道府県庁記事を見てみると、東京都庁は文章量こそ そこそこあるけれど出典があまりなく、ありていに言ってしまえば参考になるような百科事典的な「都道府県庁記事」は今のところないのではないかという印象を持ちました。

というのも、「都道府県庁記事」と「都道府県庁舎記事」は分けて書かれることになっているようであり、つまり、組織としての記事と、建物としての記事は、別になっています。(しかも長野県庁舎の記事はまだ作成されていないのです)

ウィキペディアン的には、箇条書きや組織図的なものが中心の、あまり文章がない記事を題材にして編集イベントをすると、参加者の方が「ウィキペディアではこういう書き方が普通なのかな?」という印象を強くしてしまうかもしれないので、もう少しほかの題材を考えてみようと提案。
とはいうものの地元に関する記事を題材にしたほうが、参加者の取っ付きはいいと思うし、力も入る。

いろいろ探しているうちに、ど真ん中の長野県の項目に行き当たりました。
10万バイト弱の、画像あり、表あり、図ありと盛りだくさんの記事ですが、出典として挙げられているのはわずか20。
参考文献として挙げられている書籍も2つ。
体裁こそ立派なものの”検証可能性”という意味ではちょっとどうなのだろう、という項目になっています。

私は文章部分をざーっと読んでいくと、冒頭に近い部分にこんな記述を見つけました。
”古代は、科野(しなの)と書いた”
へー、そうなんだ。知らなかったなー、と思ったものの、出典がありません。つまりこの情報を裏打ちするものが記載されていません。ウィキペディアン的には出典が欲しいところです。たとえ地元の人にとっては常識的な知識であったとしても。

小澤さんとのメッセージでのやり取りの中で「”古代は、科野(しなの)と書いた”みたいな、出典がなくて、ウィキペディア的には出典をつけてほしいところに出典をつけてもらう」という編集体験はどうだろうという話になり、小澤さんからは、県立図書館が持っている、あるいはアクセスできる文献情報が用意できる物ならば、それはいいかもという後押しをいただきました。
そして長野県の記事から、出典つけてほしい箇所をいくつかピックアップ。最終的に主にキーワードがあるもの10個に絞り込んでいきました。【テーマの絞り込み、時間短縮】

*「科野」
*「市制施行要件を満たす町」
*「世界で最も古い磨製石器」
*「伊那県」
*「東洋のスイス」
*「信州サーモン」
*「長野都市ガスは東京ガスグループ」
*「陸の孤島
*「伊那ナンバー、南信州ナンバー、軽井沢ナンバー、佐久ナンバー」
*「14の発電所 南信北信の管理事務所」

これらの項目は、地元の方、ましてや県庁関係にお勤めの方からすると常識かもしれないし、実際に小澤さんからも「信州サーモン」というワードは親しみがあるので『そうか出典必要かー』のような反応もありました。そうなんです。信州サーモン、私は知らないし、本当にあるのですかみたいな素朴な疑問を浮かべた時、出典が欲しいのです。【出典はつけるべきだけど、優先順位は人によって異なる】

この時点で参加者は16人くらいになることはわかっていたので、では共同作業という側面もちょっとだけ加味して、2人1組の班を8組作ることにしました。分け方をどうするか? PCを持参しない方もいるので、班にひとりはPCを持ってきている人を優先していきましょう、アカウントを事前に作ってきた人と来ていない人を組み合わせましょう、など考えましたが、最終的には2人がけのテーブル8個に着席いただいたそのままで、行うことにしました。【時間の短縮】

さて、会場こそ図書館の中ですが、きちんと区画されたミーティングルームなどではなく、広い閲覧室の隅の方で、サンドイッチを食べながら、ゆったりした雰囲気でもあるので、もうすこしイベント的な楽しい工夫もあってもいいと思いました。
出典をつけてほしいなの10カ所を文章としてピックアップして、節の名称も併記して、ひとつひとつカードを作ることになり、10枚のカードが完成。これを編集セクションに入った時にトランプのように引いてもらって、どのテーマを担当することになったか読み上げていただく。参加者たちは何がなんだかわからないまま「さあ、カードを引きたまえ」です。【遊びの要素】

もう一つの懸念は”編集競合”です。ひとつの記事を複数の人が編集しようとすると、編集の競合が起きてしまい、せっかく書いたものが消えてしまうなどの不測の事態が起きるときがあります。なので編集タブを開くときは挙手していただいて、「ただいま編集中」のサインボードを掲げましょうという配慮も。

自己紹介も大事です。2人1組で班になり、編集は競合を避けるため用意ができた順番でやり、編集対象はカードをババ抜きのように引く。時間はない。だけど自己紹介大事だしやったほうがいい。いきなり自己紹介してくださいだと時間的にグダグダになる感じもある。
そこで。
いつもウィキペディアの説明で時間の許す限り紹介している
ウィキペディア#事実が重要 (日本語) Wikipedia#FactsMatter (ja)」
https://www.youtube.com/watch?v=Zc29DapZM5w
という動画があるのですが、それも見せたい。じっくり見てくれなくても、あの動画は何となく思考の切り替えに役に立つから。

そんなこんなの要素をみんな詰め込んで、スライドを作りました。
*ウィキペディアの理念・規模などはほんとに最低限
*ウィキペディアに載ってることは信用できるのか
*そもそも情報の信頼性ってどういうことなのか
*ではウィキペディアにはどのように記載されることで人々の役に立つか
*突然ですが自己紹介して!
*でも突然すぎるから、動画を見ながらちょっとゆったり考えて
*編集方針はたった3つだよ
*さあ、今日やることを説明するよっ
というような内容です。

スライド
https://www.slideshare.net/RaccoJawp1/20170818-78988640

成果は?
めでたく出典が8つ付きました。
長野県の版間の差分(今回のイベントの成果がわかるような差分、左の状態が右になった)
https://ja.wikipedia.org/w/index.php…

というわけで、実際には10分ほど押しましたけれども、事前準備を万端にすれば2時間というような仕事後の時間でも、ウィキペディアのことを体験し知っていただけるようなイベントが、うまいことで来たのではないかと自負しております。

条件と考察:
*ピックアップした対象の出典となるような情報源を、スーパー司書さんが的確に用意しておくこと
*編集競合はそれでも起き、記述が消えてしまうことがあったので、今回のように長野県ひとつの記事からではなく、バラバラの記事から出典つけポイントをピックアップしておくと、待ち時間がなく進行はスムーズ。
*ブックトラックにある資料のうち、どれを使っていいかわからない時は、司書さんのアドバイスがもらえる形式にしたので、ドヤ顔(個人の感想です)。
*編集作業が終わった後に、履歴表示や投稿記録画面の解説をし、情報が公開されたこと、誰がいつどんな編集をしたか記録が残ること等の実感を持ってもらう。編集箇所を再確認して、どのように画面に反映され[52]←のような数字をクリックすると書誌情報に飛び、書誌情報の左にある「^」←をクリックすると、該当の文章に飛ぶことなどを説明。
*実際の編集作業にかかっていただく前に、飴細工の項目に、文章と出典をリアルタイムで追加し、編集というものを確認してもらう。
https://ja.wikipedia.org/w/index.php…
*ピックアップネタが2つ余ってるのに気づいたかんたくんは「楽しそうなので僕もやってみよう」と思ったものの、願いはかなわず編集アドバイスにシフトしてくださいました。
*Asakuraさんの存在もとても頼もしかった。知ってる顔があると安心です。

実際の参加者の評価は、SHIPさんの方で後日取りまとめていただける動きがあるので、客観的評価が紹介できるようなら、またPOSTします。

今回のイベントの目的のひとつである「公共図書館の役割と県立図書館における県職員の存在の意味」 を〆の時にしっかりと発言した時の小澤さんの表情は、とてもとてもきりっとしていました。思わず参加者が姿勢を正して聞き入ったような気がします。

なので、私もそれを受けて、「このようにスムーズにイベントの進行ができたのは、この情報はこの文献にあるという知識にたどり着くための高い能力を持った、図書館司書の存在があるからである」と〆させていただきました。

参加者の皆さん、県立図書館の皆さん、途中で(安心して?)飲みに行った方々。本当にお疲れ様でした。

2017/08/18県庁夜大学 公開講座 「あなたも作れる“Wikipedia”―ウィキペディアンといっしょに編集体験!―」レポート その1

2017/08/18県庁夜大学 公開講座
「あなたも作れる“Wikipedia”―ウィキペディアンといっしょに編集体験!―」レポート その1

2017年8月18日の金曜日、SHIP(信州イノベーションプロジェクト)さんが主催する「県庁夜大学」という公開講座(公開ではない時もあるらしい)「あなたも作れる“Wikipedia”―ウィキペディアンといっしょに編集体験!―」というイベントの講師をしてきました。

Kumi Asakuraさんによるレポートはこちらですー
https://www.facebook.com/karacla/posts/495806464099845

その次の日の19日のイベントである「WikipediaLIB@信州#02【小諸編】」でも講師をするのですが、こちらはほかにもかんたくんやくさかさんが講師をなさるし、参加者の中にはさかおりさんやSwaneeさんもいらっしゃるので、(ウィキペディア的には)何とかなってしまう環境でもあります。

でも18日のイベントには Asakuraさんが(刺客として?)来て下さるものの、県立図書館の 小澤さん槌賀さんと私だけでどーにかするという。しかもだんだんと参加人数が増えて、16人+ギャラリーの規模になり、あらあらどうなることかしら。

今回の重要ポイントは:
*参加者は長野県庁などにお勤めの方々が中心
*小澤さんと同期の方が多いということだから、20代後半くらいの方たちかしら(ヨイショ)
*どちらかというと「普段使ってるウィキペディアってどういうものなのか」という興味で参加した方々が多いのかな
*とは言うものの金曜日の晩の仕事後の(大雨の)お疲れ様時間に、勉強会的なものに参加される方々なのだから、単なる興味本位以上の動機がある。
ウィキペディアの編集経験のある人は、ほとんどいない
*そしてそして何よりも、たった2時間で、ウィキペディアのこと、ウィキペディアの編集の決まり事の説明をし、編集体験もしてもらう。・・・しかもサンドイッチ食べながら。

当日、平賀館長とまっさえさんと吉本しゃちょうは高みの見物で、ちょこちょこ顔を出したり出さなんだり🤨

かんたくんが来てくれることになったことが当日わかり、少しホッとする海獺であった。

その2に続く

ウィキペディアのアカウント作成と利用者ページの説明スライド

ウィキペディアタウンを開催するときには、事前にアカウントを取っていただくご案内をすることが多いです。


その理由は:

1.当日作る時間がもったいない

2.イベント当日に同じ場所からアカウントを作る場合、ひとつのIPアドレスから一日に6個までしかアカウントが作れない
3.そもそも当日の会場からアカウントが作成できない状態になっている場合がある

などなどあるのですけども、参加希望の方に事前にお伝えするにしても、なかなか手順が難しいと感じる方もいるのではないかと。

それとともに、イベント内では利用者ページの機能や使い方などは、説明しないことが多いです。いろいろ後でいじってみてくださいねという感じです。

 

イベント後にいろいろやってみるという余地を残すことも大事なので一概には言えませんが、ちょっとしたガイドがあってもいいと思いました。

なにせウィキペディアのヘルプや方針、ガイドラインは、長年編集を続けている人でもどこにあるのかすぐにわからなかったり、存在を知らない文書があったりと、たどり着くまでに複雑この上ありません。

そんなわけでスライドを作りました。とさ。

www.slideshare.net