中学生が無免許で車を運転して事故を起こし同乗者の女の子が亡くなった事件で思うこと。

事件の詳細は、とりあえず置いといて。

TwitterFacebookにこんなことを書きました。

免許証をセットしないと車が動かないシステムを作るのは簡単だろうに、なぜそうしないのかな?

これに対して、ギャグ・真面目織り交ざったいくつかの意見をいただきました。
強引にまとめると、

  • すべての車にシステム搭載が義務付けられないと意味がない
  • システムを搭載することにより車両の価格が大幅に上がる
  • 未成年の免許証泥棒が増える
  • 車に入れっぱなしになる可能性が増える
  • 指紋認証が良い
  • 輸入障壁になる
  • 関税障壁により廃止になる
  • 免許証を借りてしまえば運転できる
  • 無免許運転は少ないので費用対効果が悪い

などがありました。

私が想定するメリットは、

  • 免許がない人が車を運転の抑止
  • 事故や違反時に誰が運転していたかの明確化
  • 期限切れや条件違いの防止
  • 防犯効果
  • 免許証不携帯防止
  • 保険適用範囲の明確化

などです。

会話の中でTASPOを引き合いに出したのですが(適切でない例であったかもしれません)、未成年者の喫煙を防ぐとき、手に入りにくさを推し進めることで一定の効果はあったように思います。
もちろん、TASPOの貸し借りやヤミ的な販売など抜け道はいくらでもあります。
しかしながら、今回のような「中学生が無免許で運転をして同乗者を死なせる」という事件がひとつでも減るならば、抜け道を想定するよりも、導入することで助かる命があることが大事ではないかなと。

ひとつのシステムを構築しようとするとき、「このような事故が今後起こってほしくない」という目的があります。ルール、法律なども同様でしょう。
「こんな対策ではいくらでも抜け道がある」あるいは「こういう事態を想定したとき効果がない」という意見はもっともだと思うのですが、すると「津波に備えてどのくらいの高さの防波堤を作ればいいのか」「自身に備えて耐震基準をどのように設定すればいいのか」「病気に備えてワクチンをどのように接種すればいいのか」という、答えにたどり着かない議論になってしまうように感じました。

ないよりましなものでも検討していくことで、忌まわしい事故が減るならばいいのではないかと。

恐らくですが、システムは技術的には難しくないと思います。
SUICAETCカードの導入を見ても、容易に想像がつきます。
仮に輸出入の問題があったとしても、日本で運転するときはシステムを搭載するという後付け装置でも可能でしょう。

すると、この誰でも考えそうなシステムができないのはなぜなのかなと、自分なりに考えてみると、もしかするとですけれども、コトが起こった時に、あとから誰でも検証できるような証拠が残るようなシステムがあるとすごく困る人々がいるのかなと。

陰謀論とかそういうのではないのですけども。

ただ、スマホやPCの個人認証、ネットの個人認証と比較しても、人の命や財産に、それも他人の命や財産に大きく影響するクルマの運転はものすごくリスクが大きな行為です。今後自動運転の流れが進めば、なおさら管理責任者の明確化がなされていないと、被害者が救済されづらくなります。

好奇心が勝ってしまう世代の抑止力のひとつとして、こんなものを検討してくれるといいなぁ・・・。



 

 

 

TDUウィキペディアタウンin千住

昨日の東京電機大学で行われた「TDUウィキペディアタウンin千住」のちょっとした報告を。

参加者数からのアジャストで、七福神の神社をそれぞれひとりひとつ担当し、全体をひとりが担当する形になり、ウィキペディアには「千寿七福神」という新規記事ができたわけです。

実はウィキペディアには各地の七福神の記事があります。カテゴリによれば、その数50(千寿七福神を除く)。

Category:七福神めぐり - Wikipedia

テーマが千寿七福神と決まった時、私は参加者にこういう形を目指すといいよというさしあたっての目標になるような他の七福神記事を探して、この50個の記事をすべて閲覧してみました。

残念ながらほとんどが単にリストだけであったり、記述も短いものしかありません。
単純に記事のバイト数で見ても1万バイトを超えるような記事はありません。

地域の七福神は多種多様なので、祀られている場所の単独記事があったりなかったりなので、〇〇七福神の中でそれぞれの神社などにどこまで言及されているか、「千寿七福神」ではどうするか、ある程度のあたりをつけなければなりません。

まだ単独記事になっていないそれぞれの神社などがあるので、では概要程度に書いていきましょうという指針を示し、「千寿七福神」の記事の中である程度の統一感も視野に入れました。

今回の時点での出来上がり(これを書いている間も編集は続いているようです)では、カテゴリにあるほかのどの記事よりも長く、出典も多く、各場所に言及されている記事となりました。

「〇〇七福神」の記事は、どのように書かれるかはまだ検討の余地があるものの、既存の記事と比較しても、「千寿七福神」はより閲覧者に役に立つ記事になったと、参加者の方々が胸を張れるものになったと思います。

千寿七福神 - Wikipedia

「千寿七福神」でググると、わずか20時間前にできたウィキペディアの記事が上位にヒットします。参加者の皆さんが何をしたのかということを、こういう面からも取り上げて、この活動が地域や調べ物や閲覧者にどう役立っていくのかの感触をつかんでもらえたらなと思います。

 

凌雲閣の基礎とレンガ

 

きっかけはこのふたつのツイート。

 

 そして新聞記事。

www.tokyo-np.co.jp
このあたりが参考動画。

 
貴重なものには違いない。

基礎のラインがとても分かりやすいのはこちらのツイートにある画像。

 

2月13日の朝。仕事で浅草近くまで行くので、一時間ほど早めに家を出てスマホで撮影しようと思い立った。新聞記事によれば、工事はそのまま進められ、保存されることはないそうだ。すると工事が再開されて破壊される前に撮影しなければ二度と見られないし、基礎工事で開口している現場は普通に考えればすぐに仮囲いが復活するだろう。そうすればもう撮影はできない。

あとでツイートした通り、いろいろな人がこの件に興味をもって撮影をするだろう。その中の誰かがウィキメディア・コモンズなどにアップロードしてくれるならば、記録として残っていくだろう。報道で使われた写真も残るだろうけれども、ネットニュースはいつの間にかアクセスができなくなってることもよくある。自由に使えるような形で残しておくことは必要。
だから、ダメもとでも、とにかく現場に行こうと思った。自分が撮影できればそれに越したことはない。

現場につくと、現場の親方らしき人が誰かと話をしている。話が切れたところで恐る恐る声をかけ、レンガ部分を撮影していいですかと許可を得る。快諾を得る。

親方と話をしていた人物がこっちを向いた。見覚えがある顔である。

 あとで知ったが、坂崎氏は凌雲閣マニアだそうだ。

www.ricoh-imaging.co.jp


坂崎氏にも写真を撮ってよいかと尋ねた。快諾をいただいた。

この時について坂崎氏は自身がパーソナリティを務めるラジオで言及してくださったそうで、ウィキペディアの凌雲閣の記事に使われている画像に、坂崎氏の脚が写りこんでいることにも触れてくださった。

さて、当日の様子。
他の方の前日までのツイートで見た現場とは、少し違い、基礎のコンクリート部分の一部がすでに斫(はつ)られていた。

この日、私が現場を離れてすぐの時間帯に(私が訪ねたのは工事現場のいわゆる一服の時間である午前10時過ぎ)希望者にレンガを配っていたそうだ。

breaking-news.jp


大正ロマン。と言えるものだと思う。

ウィキペディアの編集イベントでもそうだが、その時に記録しておかないと、取り返しのつかなくなるものは確かにあって、自分の人生の中で凌雲閣というものがあってもなくても大差はないかもしれないが、自分が撮影しアップしておくことで、誰かの知識が一つだけでも増えるかもしれない。

坂崎さんが持っていたカメラは、オリンパスのOM-Dだった。
貴重なものを撮影するときに、良い機材で鮮明に残していくことも重要な要素ではあると思う。
でも、その対象を撮影できるチャンスには、機材は選ばなくていいと思う。
私がこれまでウィキペディアにアップした画像はいくつかあるけれども、スペイン語版、ロシア語版、中国語版でも使っていただいているこのヒガンバナの画像は、ガラケーで近所を散歩しているときに撮影したものだ。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3b/Higanbana_red_white3.jpg

記録とはそういうものだろうと思う。

街を歩いていて、見慣れた通りの景色の中、更地になっていたり、工事が始まっている場所を見たとき、ここに何があったか思い出せないことはないだろうか。
古くからの友人と地元のことを話しているとき、あの場所はもともと何があったのかを思い出せないことはないだろうか。
地域をアーカイブしていくという行為は、その瞬間しかできない行為なのだなと改めて思う。

さて、現地に撮影しに行ったよというツイートに対してはこんなうれしい反応もあった。

 

帰宅して、画像をウィキペディアにアップ。

凌雲閣 - Wikipedia
右上のわずかに見える赤い靴ひもの方が、坂崎氏。

f:id:RaccoWikipedia:20180218014043j:plain


歌川国貞による絵はまだアップされていないようだし、

f:id:RaccoWikipedia:20180214005726j:plain

 

 まだまだ、加筆の余地がありそうな題材だと思うけれど、今はこれでちょっと満足。

あまり偉そうに書いてしまうのもアレなんだけども、これを読んだ人たちが、記録を残すことは必要だと感じてくれて、いろいろな貴重な画像を(もちろん肖像権とか著作権とかに配慮されているものです)ウィキメディア・コモンズにアップしてくれるようになるといいなと思う。

www.slideshare.net

www.slideshare.net


2/15追記
浅草観光連盟 事務局の方のツイート。 

 今回、たくさんの人がレンガをもらっているという話をツイッターで多く目にした。

 以前お会いしたLiam Wyattさんの座右の銘(?)は"Peace, Love & Metadata"というものだった。この言葉はかなり印象に残っていて、ある情報に対しての、それを説明する情報、付加されるデータというもの。
今回のレンガも、もらってきてそのままにしておけばただのレンガであり、由来はわからないことになる。それを撮影して、何月何日にこういう理由で手に入れた何々ですよという情報を付記して、現物と一緒に保管しておく。情報をアーカイブしていく上においてこれはとても大事なこと。

f:id:RaccoWikipedia:20180215105625j:plain




さてさて。

7月も注目。

 


いろいろなまとめ。

浅草十二階 凌雲閣の赤レンガ遺構(とみられるもの)を見てきた: 骨まで大洋ファンby革洋同

特にこの図がわかりやすい

浅草12階 凌雲閣 (23)

 

 

デイリーポータルZさんは、高さにこだわり。

portal.nifty.com



建物そのものについての資料

浅草十二階(凌雲閣)計画

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4791758935/

 

 

したがきペディア について(JawpTest:JawpTestについて)

JawpTest:JawpTestについて

 
 

どんなサイト?[編集]

  • 「JawpTest」は愛称を「したがきペディア」と言います。「したがきペディア」と表記されている場合「JawpTest」と同様の意味を持ちます。
  • ウィキペディア日本語版」にない記事を新規で作成する、あるいは既存の記事に対して加筆する際の「練習の場」としてのサイトです。
  • ウィキペディア日本語版」と同じような記法と表示ですが、すべて反映されるわけではありません。
  • 【資料を集め、自身で文章を作成し、出典をつけて記述する】という基本を学んでいくことを主とし、記事としての体裁や見栄えは、編集に慣れた後「ウィキペディア日本語版」上で直接行っていただくのが良いでしょう。
  • あくまでも編集に慣れるためのサイトですので、自信がついたら「ウィキペディア」に活躍の場を移してくださるようお願いします。
  • (つまりは【資料を集め、自身で文章を作成し、出典をつけて記述する】ことが普通にできるようになったら、もうここには用がありません)
  • ウィキペディア日本語版」の編集に慣れている方は、編集に不慣れな方が楽しく理解できるように、添削やアドバイスで協力してください。
  • 編集のための方針やガイドラインなどの決まりごとは「ウィキペディア日本語版[1]に準じるものとします。
  • ウィキペディアにおける「エチケット」についてもご理解をお願いします[2]
  • このサイトでは基本的に、モバイル画面(モバイルビュー)ではなくデスクトップ画面で表示・編集をします。スマートフォンなどからでもPCでの表示画面となります。編集はPCをお勧めします。タブレットでも可能ですが外付けキーボードを使用することをお勧めします。

イベントなどでこのサイトを使いたい、主催者・関係者の方々へ[編集]

  • 事前にウィキペディアに関する基本的な情報をレクチャーしてもらってください。
  • イベントが決定したらJawpTest:プロジェクトを参照して、イベントページを作ってください。
  • このサイトは無料のレンタルサーバーを使用しているため、接続が安定しない/肝心な時につながらない ことがあるかもしれません。その時はごめんなさい。
  • アカウントはひとつのIPアドレスから1日5個までしか作成できません。多くのアカウントが必要なときは事前に計画を立てるなど、注意して下さい。

イベント主催者・関係者を含めた、このサイトを使用するすべての方々へ[編集]

  • とはいっても何をしていいかわからないよという人は、右上の「サンドボックス」のページでいろいろ試してみてください。
  • 【資料を集め、自身で文章を作成し、出典をつけて記述する】という基本ができるようになったら、ウィキペディアに活躍の場を移してください。
  • ケンカしないように。
  • 基本的な著作権について理解し、自分の手によるものではない文章・画像などに対しての敬意を忘れないでください。
  • ウィキペディア編集の練習以外の用途で(なるべく)使わないようにしてください。
  • 複数の画面で編集画面を開いていると、編集の競合が起きます。互いに声を掛け合いましょう。
  • 海獺に御用の方は → 利用者・トーク:海獺 に書き込んでください。
  • ウィキペディア編集の練習をするサイトですが、記事を作成しても対象によってはウィキペディアでは受け入れられない場合があります。判断基準は「Wikipedia:独立記事作成の目安」を参考にしてください。

ウィキペディアンの皆さんへ[編集]

  • 共同執筆の下書き場所にしていただくのももちろんOKです。その場合ウィキペディアと同じアカウント名のほうが履歴云々でクリアになりやすいのでお勧めです。
  • 初心者さんが困っていそうなときはアドバイスをお願いします。

基本的な使い方[編集]

以下、少し厳しいことが書いてありますが、基本的にはいくらでもトライ&エラーを重ねてくださって結構です。

「したがきペディア」「ウィキペディア」の特徴[編集]

編集をして保存すると「上書き保存」ではなくて編集ごとに新しい名前(IDナンバー)がつけられ、その記事の最新版として表示されます。履歴にはいつだれがどんな編集をしたかがすべて残ります。いたずら書きとしか思えないものでも、一旦「変更を保存」のボタンを押せば記録として残ります。あわてて除去して保存しても過去の版で参照ができます。 文章での説明は少し難しいので「版と履歴」のページに飛んで「新しい版 →」というところをクリックしてみてください。途中でわからなくなったら、最初にもどって「新しい版 →」を進めてみてください。

編集の3大方針[編集]

  • 中立的な観点で書きましょう。あなたに近しい題材を記事にするとき、特に注意を払ってください。また政治的な指向やひいきのスポーツチームなど、自分では気づきにくい偏りをみんな持っています。文章を書くときは意識してください。例えばあなたの知人はある程度の知名度が世間的にあると思うとき、あなたはその人の知人であるがゆえに知名度を過大評価してしまっているかもしれません。第三者的な立場から文章を書くことができるという自信がつくまでは、手を出さないほうがいいかもしれないという判断もしてください。ウィキペディアに記事ができてしまえば、それはもう記事対象のご本人の手も、あなたの手も離れ、不特定多数の人が自由に編集することになります。一時的に不名誉なことが書かれないとも限りません。詳しく知りたい方は下記リンクを参照してください。
  • 記述には出典を伴いましょう。「名物である和菓子の〇〇は日本一の和菓子と紹介されている」というような文章は根拠がないと、記述者の偏りなのか、事実なのか、判断できません。そのように紹介されている情報ソースを出典として併記しましょう。「会社の人がそう言っていた」「僕は本人に聞いたから間違いはない」という主張が良く見られますが、ウィキペディアでは受け入れられません。その情報が記述されている、だれもが検証可能な情報ソースをが求められます。
  • 独自研究を載せてはいけません。あなたが発明した特効薬についての記事は論文として発表するべきであり、ウィキペディアを世紀の大発表の場に使わないでください。仲間内で流行っている言葉、遊びのローカルルールなども記述には向きません。評論も政治活動も宣伝も受け付けません。また複数の情報から推察した観点を推し進めることも認められていません。

その他[編集]

  • 著作権侵害案件が起きた場合、またそう判断する場合、記述を版ごと削除する場合があります。
  • いたずらが過ぎる利用者は、度重なる警告にも応じない場合「ブロック」し、以降のその利用者の編集に制限がかかります。
  • 「したがきペディア」で新規作成した記事を「ウィキペディア」に転記したあとは、その項目を凍結します(編集保護)。
  • 著作物である資料からの文章の引き写し(コピペ、引用などいろいろな表現があると思いますが)、また画像のアップロードは絶対にしないでください。判断がつかない場合は事前事後問わず相談してください。
  • 一度作ったアカウントは、削除ができません。名前を変えることもできません。名前を変えたい場合には新たにアカウントを作成してください。使わないアカウントは「もう使いません」と連絡をいただければ編集が不可能な状態にします。

Editedit.jpg

新規で記事を作成する[編集]

 

 

すでにウィキペディア日本語版にある記事を移植して、加筆編集の練習を行う[編集]

上記の手順が終わったら、一旦保存した後、最初の編集でソースの一番上に
{{テンプレート:MoveFromWP}}
を追加してください。

「したがきペディア」の中では好きなだけ加筆編集の練習を行ってくださってかまいません。

注意[編集]

ウィキペディアに反映する場合は、練習の成果をウィキペディアへ直接編集することで発揮してください。決してコピー&ペーストでウィキペディアに貼り付けたり、再移植したりすることは絶対に行わないでください。

理由[編集]

ウィキペディア日本語版」から「したがきペディア」に記事を移植したときの版は、その後誰かの手によって「ウィキペディア日本語版」では独自の成長を遂げているかもしれません。違う成長をしている二つの記事が存在している可能性があるので、混在させてしまうと大きな混乱が生じます。

複数資料から自分で文章を作成し出典をつける[編集]

新規記事の作成例#「複数資料から自分で文章を作成し出典をつける」流れ」を参考にしてください

わからないことがあったら[編集]

JawpTest・トーク:質問ページ にて受け付けます。こういうサイトですから何でもどんどん質問しましょう。

「したがきペディア」

20180120にFacebookに投稿したもの

 

ウィキペディア編集の練習サイト「したがきペディア」を作っています。

「資料を集め、自身で文章を作成し、出典をつけて記述する」という体験を気軽に味わえるように、ほぼウィキペディアを編集するような感じで行える場所を目指しています。

ウィキペディアの機能がなるべく反映できるように、現在テンプレートの移植を行っています。いろいろなベータテストにご協力いただけるという方は、私宛にメッセージをください。
URLをお知らせします。

 


現状はアカウントを作成してもメインページ以外の閲覧すら制限がかかっていますので、アカウントを作成したら私にアカウント名をお知らせ下さい。正式公開後は別にアカウントをお取りいただくほうがベターだと思うので、ベータテスター的なアカウント名で十分です。アカウント作成回りの表示が一部おかしくなるようですが、何とか突破してみてください。正式公開は、1/28あたりを予定しています。以下ぶら下がりで、作成に関する能書きを述べます。

 

<なぜ作ったか>
ウィキペディアタウン」をはじめ、ウィキペディア編集イベントを開催したい方は多くなってきています。その際の障壁のひとつに「編集に対するハードルが高い」というものがあります。


イベント参加者個人の心理的なハードルもありますが、主催する側にも「イベントによってウィキペディアに迷惑がかかる(ような状態を見せられる)」、「主催者側が責任を感じてしまったり、責任を感じさせるようなことを指摘されたりする」という不安要素があります。払拭できるような方法はないかと考えていました。

 

このサイトでは、学校の授業など、継続的なカリキュラムとしてウィキペディア編集を扱うとき、主催者側がコントロールできる環境で、参加者が時間の制約を受けずに編集を進めることができます。直接ウィキペディアに書き込まないので、失敗を恐れずにじっくり取り組むことができます。

 

さらに、ウィキペディア編集イベントを開催したいが、すぐに講師を呼べるような環境が整っていない、インフラ面、予算面、開催規模、周りへの理解などなど、いろいろな要素でなかなか実現にこぎつけられない場合でも、このサイトを活用することで、クリアできる部分があると思います。 通常のウィキペディアタウンでは、集まった参加者たちがグループごとに編集し、記事がアップロードされていく達成感を現場で味わいます。自然発生的に拍手が起きることも多く、まさにオフライン編集イベントの醍醐味です。そこでは編集上のトラブルが起きないようにウィキペディアンがチェックやアドバイスをすることができます。

 

オンラインによるイベントをイメージしたとき、参加者がウィキペディアをリアルタイムで編集し始めると、それをチェックするにはそれなりの設備や装置などの条件が必要です。この練習用サイトならば、参加者が地理的に散らばっていても、編集上のトラブルを気にせずに進めていくことができます。また、ある程度練習サイトで記事ができてきたら、ウィキペディアにアップすることによって達成感もそれなりに得られるのではないかと思います。

 

講師によるウィキペディアに関するレクチャーを動画配信で遠隔地から行い、編集ワークショップは練習用サイトで行えば、実際に人が集まらなくてもイベントとして成立するのではないかと思っています。
もちろん、ウィキペディアに詳しい人間がイベント現場にいるにこしたことはないので、あくまでもこのサイトを使ってこんなことができるという例のひとつとして記します。 さて、ウィキペディアには個人用の下書きページがあります。
あくまでウィキペディア上なので著作権侵害案件などが発生した場合、ウィキペディアの決まりごとの中で対応と処理がなされます。言ってしまえばウィキペディアの誰かの手を煩わせることになります。

 

原則的にこの練習用のサイトは登録をしない人には記事は見られず、編集することもできないという制限を掛けます。非公開なので、たとえ著作権侵害のような案件が発生しても、これはなぜいけないかということを編集者に説明しながらゆっくりと対処することになるでしょう。

単純にウィキペディアの編集を気軽に練習したいという人に対しても、このサイトは機能します。主催したいけどその前に自分自身でも少し編集に慣れてみたい方もどうぞお使いください。

 

<波及効果>
実際に記事を書き進めても、ウィキペディア的には受け入れられない題材と判断されるケースはあります。そんなときの情報の一時保管所としても使用できます。
ウィキペディアタウンのようなイベントで、地域に根差した情報が、資料を使って百科事典的な体裁で書かれ、記録されることで、地域情報wikiのようなプロジェクトにもつながりやすいでしょう。

 

ウィキペディアンの方々へ>
ウィキペディアの編集に慣れている人たちにお願いがあります。
趣旨に賛同いただけるならば、良きアドバイザーとして参加してください。
各権限は申請していただければ付与いたします。
また技術面で詳しい方は、(すべての機能は必要ないものの)必要に応じてあったほうがいい機能を(特にテンプレートの展開に関すること)を整備してほしいのです。

 

<面白そうだと思ってくださる皆さんへ>
自由にお使いください。
このサイトをどう活用するか、どんな可能性があるかは、それぞれの立場や目的で変わってくるでしょう。

ウィキペディアでの「鰹節の硬さ」のこと ”ギネスブックとモース硬度”

本年もよろしくお願いします。

ツイッターでは新年早々、鰹節の硬さが話題になりました。

こちら

togetter.comとか、こちら

www.youtube.comあたりが発端なのかなと推測されます(よくわからない)。

ここで人々の興味を引いたのは、
*世界一硬い食べ物としてギネスブックに載っている

*モース硬度は7

等の情報です。

 このツイートは1万くらいの反応があったので、ここから広がっていったのかもしれません。


まず「モース硬度」について追っていきましょう。

ウィキペディア日本語版の「鰹節」には

ギネスブックと鰹節
鰹節のモース硬度は7.0~8.0とされて、世界一硬い食品としてギネスブックに載っている[18][19]。

 と、2017-04-12T23:44:35時点における版 において加筆されています。

「鰹節」の版間の差分 - Wikipedia 
実は、出典のリンクは全く関係のないURLを示しており、モース硬度についての出典を示してはいません。

どこが発端なのかを調べてくださった方がいます。

ちなみに「”鰹節” ”モース硬度”」で2011年以前を検索しても、なかなか思うようなものにはヒットしません。

 実際の書籍ではこの本に

books.google.co.jp

モース硬度のことが書かれています。2016年12月の本です。


さて、モース硬度とはざっくりいうと、物質同士を互いに傷つけあったときにどっちが硬いかを相対的に示した数値のことで、「ひっかき傷をつけたほうが勝ち」というものです。
これもざっくりなんですが、フィールドワークなどで専用の機材がない時に、採取した試料の硬さをその場で調べて同定するための目安にも使われるそうです。
相対値なので、7と8では一段階違うだけだけれど、絶対的な数値では6と7の一段階とは大きく違うかもしれないということです。
つまり、クラスの10人を背の低い順に並べたとき、5人までは150cm台で、6人目から170cm以上になっても4と5、5と6は一段階しか違わないよねってことです。


ツイッター上の

 

 

こういった流れを踏まえて、私にとっての結論から言いますと、山猫だぶさんの実験でも明らかなように7はあり得ないということになります。単純に本当に7ならば、鰹節は家庭にあるものではおいそれとは削れません。どんな鰹節を想定しているのかわからないので、何が正確かはわからないものの、鰹節削り器でもガラス片でも削れるわけですから。

といったわけで、ウィキペディア的にも出典が上記の書籍だけだと心もとないので、モース硬度についての記述は除去しました。
これは明らかに誤りであろうという記述をウィキペディアが広めてしまうということについて、少し心が痛いという気持ちからです。
もちろん、上記書籍を出典にして記述を再度する方がいるかもしれませんが。それもまたウィキペディアなので、その時はどういう記述が適切かを話し合っていくしかないでしょう。

さしあたって、モース硬度に関するウィキペディアの記述は、除去しましたということで。
「鰹節」の版間の差分 - Wikipedia


-----------------------------------------------------


次に「世界一硬い食べ物としてギネスブックに載っている」という記述です。
2007年にはYahoo知恵袋に

世界一堅い食材とは? - 鰹節です。ギネスブックにも、世界一硬い食品として登... - Yahoo!知恵袋

としてアンサーされています。
また全く時系列的には逆なのですが、2016年9月に以下の記事があり

style.nikkei.com

 かつお節は「最も硬い食材」としてギネス登録した。

との記述があります。いつ登録したかはこの記事ではわかりません。

たくさんの方のお時間をいただいて、ギネスブックそのものに記載があるかどうかの検証をしたところ、現時点で記載は見つかっていません。
また 

Home | Guinness World Records で検索しても、それらしいものは見当たりません。

そうするとウィキペディア的には、

katsuokoubou.com等のサイトでギネスブックに載っていると記載され、出典として挙げられている以上、「ギネスブックには載っていない」ということを確認できる出典がないと、この記述がいくら怪しくても除去できないという判断をするのがまずは適切かと思い、そのままにしてあります。忸怩たる思いです。えいやっと除去してもいいのかもしれませんけれども、これはいわば「悪魔の証明」にも近い話です。

より確実な出典を求めるために、ギネスブックのどこに載っているかはっきりするまでコメントアウトするなどの対応もあるかもしれません。

ギネスブックという括りではなく「世界一硬い食べ物」という記述を探してみると、2007年4月に書かれたYahoo知恵袋の

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

出典として挙げられているこのサイトに行き当たります。
つまり2007年の4月以前に書かれているということになります。

www2u.biglobe.ne.jp

このコラムの出典としての「発酵は力なり―食と人類の知恵 」
 

calil.jp


の記述を検証するという作業が残っていますが、まだ手元にはなく、猫がひざに乗ってきたので今日はここまで・・・。





 

総合展のまとめというかレポート&最近の雑感。

昨年初めて図書館総合展にお邪魔して、いろいろな方に出会い、今年は何かできたらと思っていました。

そんな時にアカデミックリソースガイド社さんのブースの空き時間に持込企画ができるというお知らせを拝見し、「ウィキペディアタウンのことを図書館関係者の方々に向けて説明するのはどうだろうか」の企画会議が海獺の脳内で行われ、まずはコンタクトを取ってみようと思い 野原 海明 (Mia Nohara) さんに相談。8/14のことでした。
仕事の都合上9日しか総合展に行かれないので、9日で開いている時間をということで話は進み、16:05からの20分ほどをいただける運びになりました。
本当に感謝感謝です。ありがとうございます。

その後ウィキペディアタウンはLOYの2次選考を通過するなどの動きはあったようですが、そちらについては私は何がなんだかよくわかっていないので、そういう賞があって最終選考に残ることは光栄だなぁと思いつつ、私は私ができることを地道に進めていくことにしました。

今年もあちこちいろいろなところでウィキペディアのことやウィキペディアタウンのことをお話する機会をいただきました。
最近では本業はなんなのかよく聞かれるようになりましたが、教育関係でもコンサル業でも出版でもITでもありません。

ウィキペディアに関する活動は生業とは全く分けていて、ウィキペディアウィキペディアタウンでの活動は、本業とは全く関係なく活動を続けてもメリットはなにひとつありません。名前も海獺で通させていただいています。
そんな中でも、総合展のような機会では「ウィキペディアの海獺」という名前が局地的に知られてきているようで、「あーあー!」と言われることもありますし「お噂はかねがね」などのお言葉をいただくときがあり、これはウィキペディアに関する地道な活動だけで知られ、信頼されつつあるのだなということかもしれないので、本当にうれしい限りです。
「あの会社のあの役職のあの人だから」というわけでない評価って、なかなかいただけることが少ないですよね。


さて、今回は来場されている方はほとんど図書館関係の方や興味のある方だろうということで、20分に絞り込んで特化してスライドを作りました。
スライドはこちら
https://www.slideshare.net/RaccoJawp1/20171109-81730222
スライドには、ウィキペディアの理念などの本来はお話するほうがいい部分を大胆にカットしてあります。

ブースをお借りし、人に聞いてもらい、20分で持って帰ってもらいたいものがあるので、チラシも作りました。

チラシ表
https://www.slideshare.net/RaccoJawp1/ss-81850399
もし聞いていく時間がなくても、端的にウィキペディアウィキペディアタウンがパッと見て理解できるように&こういうことをやるよと。

チラシ裏
https://www.slideshare.net/RaccoJawp1/ss-81850375
話を聞いてくださっても、「ふーん」で終わってしまってはつまらないので、裏にはウィキペディアタウンを知ってもらうためのリンク集を作りました。紙ベースなので短縮URLQRコードをつけてみました。当日のスライドのURLも記載しました。

これらは「ウィキペディアタウンの予定はどこで見ればわかるか把握できたけれども、周りを巻き込んでいくには? 開催にはどんな用意が? 過去事例は?」等の疑問がわいたときに、迷子にならないようにという配慮からです。
話は前後しますが、LOYの発表は前日の8日に行われたようで、タイミング的に興味を持った方が「ウィキペディアタウンって良く聞くけどなんだろう?」という疑問がわきやすい流れになったように思います。

少しでも多くの人に来てもらいたかったと思ってはいたものの、たとえ2~3人でもちゃんと届けようと準備をしましたし、とても暑かったですが、ネズミのかぶりものを改造して作ったラッコのつもりの帽子と、それに色を合わせたフリースを着て、ちょっとでも注目を集めようと思っていました。

「海獺さんってなんでそこまでやるの?」
ってこないだある方にも聞かれましたが、趣味だからです。

明るくファンキーにふるまってはおりますが、飲み会などは積極的に辞退するほうですし、お酒が入った方も実はすごく苦手です。


まあそんなことはさておき、思っていた以上にたくさんの方が来てくださいました。私の話を以前聞いたことがある方もいらっしゃいましたが、御新規さんも多く、お話が終わってからも多くの方とご挨拶をさせていただきました。「よかったよー」という声もいただけました。
自分の中では大成功だと思っています。うん。

昨日のうちにスライドのViewは100を超えているので、配布物も役に立ったかなと思っています。

また、使った資料をどんどん公開することで(大半はあまり代わり映えはしないものの、聞いてくださる方によって微妙に調整しているつもりです)、どこかで誰かがツールとして使ってくださったり、役にたてればと思っています。


来てくださった方々に感謝するとともに、快くスペースと時間を提供してくださったアカデミックリソースガイド社の皆様。チラシ配布などを手伝ってくださったつかささん、スライドで紹介した「千住葱」に対してご尽力くださったスワニーさんや丸善雄松堂さんに感謝いたします。予定では午後は帰っちゃうかもしれなかった理子様にも特別な感謝を。

さて、今年のウィキペディア関連の予定はもうこれで終わりで、ありがたいことに来年もお話をいただいているものがちらほらありますが、まだ日付が決定しているものはありません。

私の不徳の致すところもあり、なかなか楽しく動けない状況であることをご存じの方もいらっしゃると思います。
この件について私からは何も話しませんが、一点だけ、お気を使わせてしまっていることに対しては本当に申し訳なく思っています。

上記したように、私のウィキペディアに関する活動は、私が趣味でやっているものです。きまぐれにいつ辞めてしまっても、実生活にはダメージはありません。続けていてもお金が儲かるわけでもありません。

しかしながら、今後も私でお役にたてるところは出向いていこうと思っております。楽しくできるようなことや、楽しくお手伝いできることには積極的に動いていこう、できることを楽しくやろうと思っております。

よろしくお願い致します。